【編集部コラム】「選手が主役」今シーズンの虎はどうだ?
プロ野球は開幕から4カードが終了。昨年の覇者・阪神タイガースは、現在5勝7敗で5位と、なかなか波に乗り切れていない印象です。
岡田彰布監督は、監督に復帰した昨年のキャンプでは積極的に選手に教えている様子が目立ちましたが、今年は「見る」時間が増えました。シーズン前のインタビューでは、「去年は勢いも必要だったけど、今年のほうが落ち着いて戦える」と話していました。
しかし、タイガースは創設89年の歴史の中で、一度も「連覇」をしたことがありません。その理由に迫ったこちらの記事を読んでいくと、消極補強、監督交代、天敵を作ったこと…など、さまざまな理由が浮かび上がってきます。シーズン前の監督や選手のインタビューを読んでいると、慢心はないように見えますが、はたして…。
まだシーズンは始まったばかり。「最初はやっぱり混戦でいくと思う」という岡田監督の言葉通り、1カードですぐに順位が入れ替わる状況です。ここからどのチームが抜け出してくるのか。今年のプロ野球も面白くなりそうです。
(写真・松本輝一、文・藤井みさ)