CES2022 例年との比較
前の記事でも触れたけど、結構人が少ないんですね。私はここ数年CESに連続で行っていて前回の2020年はコロナ少し騒ぎ始めてましたが、中国からも大量に来ていました。今年と比較するとこんな感じ。
だいたい来場者は1/4、出展者は半分。個人的な推測では来場者の数はパスを買った数で実際に入場した数ではないのではないかな?ということと、出展者の数も2,300社といいつつ、ブース確保して来なかったところがかなりあったはずです。
Central Hall入ってすぐの一等地を確保するLGは、例年凄いカッコいい展示をしてくれてました。一昨年、去年はカーブした大型モニターを多数使って波を再現するような演出を見せられてからブースに入るようなド迫力なやつでしたが、撤退を表明した今年は撤退とはいえ、ブースの敷地を使ってQRコードを使って来客をウェブ上の情報に誘導したりするなどを行っていました。
聞いた話ではCESの会場のブースの場所は、何年も出展する事で地位が上がっていい場所を、より広く確保できる仕組みらしく、ブースを完全撤退してしまうとその権利がリセットされてしまうのでブースを返上するのは得策ではないそうで・・・。うかつな私はここに貼ってあるQRコードを全部試したりしませんでした。そんな時間あるなら他のブース見ようと思ったのですがもしかしたら面白いモノもあったのかも?
何個かQR読めず画像があったんですが、これはYoutubeに飛ばして動画を見る感じでしたね。リアルな人間がブースに行ってQRコードで情報に飛ぶというデストピア感がなかなか面白いかもですね。しかも温かみのある木材で構築されていたり。お金を極端に掛けないけどちょっとおしゃれというか。LG撤退を発表してから急遽このブースデザインにしたなら凄い大仕事だっただろうなあと。
Panasonicはほとんどブースが出来ていて、巨大な吊り看板も光っていて、ここまでやって撤退って中の人悔しかっただろうなあと。でも家族がいる人たちはほっとしたかもしれないですね。壁で囲われた中に没入型の大きな空間があって、おそらくこの手前のスペースに入場待ちの列を作ろうと思っていたのでしょう、行列を並ばせるテープが寂しい感じです。
没入型の空間の映像が刻々と変化していて、噂ではこの空間の中でいろんな展示が行われるはずだったとか。このがらんどうの不思議な空間の中で何か映像に情報が入ってるんじゃないか?とみんなあちこち見ていたけれどあんまりそんな感じもなく。この映像は天井に吊った大型プロジェクターから照射されていていい感じでした。
さっきの映像空間を抜けると広い空間があって、きっとここにいろんな製品が並ぶ予定だったんだろうなあという。いくつかのソファーが置かれていて休憩に便利でした。というか何もない場所にイスやテーブルがある場所が今回すごく目立ちました。
数えたわけじゃないですが会場の1/6くらいは空地だった気がします。廊下のカーペットは用意されますが、ブースのカーペットは出展者がFREEMANという業者と契約して用意するので、カーペットだけ敷かれてたり、電源も来てるけど人がいなかったり、ブースはある程度出来てるけど無人だったりいろんなケースがありました。むしろARでほんとはここに何があったか見せて欲しかったなと。
SONYは日本人を送るのをやめて基本現地のスタッフで~という報道を見ましたが、実際どうだったのか、日本人っぽい人は何人かいましたが現地に駐在している人かもしれないですし、よくわかりません。SONYのブースは例年大混雑なんですが、こんな感じでスカスカです。人出の少なさがわかりますね。話題になった車もここから姿が見えています。
EV事業参入の発表と同時にデビューしたばかりのVISION-Sもこんな感じでほとんど誰にも邪魔されずに見ることが出来ます。そういう意味で今回のCES個人的にはすごく見やすい、ちゃんと見れる展示会だったなと。人も少ないので質問とかもしやすいでしね。
SONYが人口衛星を!ということで絶対注目されるはずの展示もこんな感じで見放題です。ウォークマンの会社がEVや、ドローン、人口衛星ですから隔世の感があります。SONYのブースは例年通りの広さでしたがほぼ物がなくて、たしか一昨年は壁面全部映像にして背景をどんどん切り替えられる撮影スタジオの提案とかそういうのが所狭しとあったのですが、こちらも今年は流している印象。
中国系もかなり減っていて、HUAWEIとかDJIなど結構大きなブースがあったところも今年は見かけなかった。ブース自体は確保していて何も設置しなかったのかもしれない。
前回はテントで出展していた人口肉のIMPOSSIBLE。結構並んだ記憶がありますが、もう今年はコロナのせいか出展してなかったですが、街中のお店で普通にメニューに載ってました。
この項では今年ブース確保して流している状況についてでした。
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