信頼関係を築く×記録×業務改善
こんにちは。
ぬまスクメンバーの「ひろ」です。
先生と子供の関係を良くすることが学級経営では最も大事ではないかと思います。信頼関係があるからこそ、小言や苦口を言っても聞く耳を子供も持つと思います。
そこの信頼関係を築くための私の手立てを紹介したいと思います。
ですが、信頼関係を築くと同時に、業務も改善したい、時短したい!って言うのが私の本心です。そこもあわせて紹介します。
1信頼関係を築く
子供って少し声をかけるだけでよく手伝いをするなといつも思っています。大人も感謝されたら気分がいいのと同じで、よっぽどじゃなければお願いしたら簡単なことはやってくれます。
そこで、「ありがとう」と言語化するのはもちろんのこと、帰りの会なんかで、仰々しく褒めてみます。しかも文章化した上で!
これは手伝いで褒めるだけでなく、授業の時のアイディアの面白さとか、返事がいいとか、辞書引くの速いとか、褒めたかったら何でもありです。(意図的にほめることも多々…)
褒める時にツールとして使うのは、小さい賞状。うちのクラスは「ミニ賞状」って読んでます。
そこに書くのは、
①いつ何をしたことを担任は褒めているのか
②何がよかったのか(抽象化)
③これからもよろしく(これからも頑張れよ)
の3つです。
そして、帰りの会の最後の時に渡して下校させます。ちなみに複数褒めたい子がいる時は、まだもらっていない子、トータルの枚数が少ない子、学級で承認欲求を満たさせたい子みたいな優先順位をつけて渡します。
そしてこれをもらうと、だいたい保護者にドヤ顔で見せている子が多いようです。
大事なのは文章化して残すこと。
形に残ると、保護者にも見せるし、何ならじいちゃん、ばあちゃんにまで見せたって話もありました。
保護者が、子供の努力を認められて嫌だってことは無いですよね。
また、もう一つのツールが一筆箋。
これは特に保護者との信頼関係を重視したいときとか、ミニ賞状渡しすぎてる子がいて露骨に数に差が出たなってときなんかによく使います。この時もさっきの①~③のポイントを基に、③の部分を「ぜひお家でも褒めてあげてください!」って文末にします。
そして封筒に入れて糊付け、表面にはわざとらしく「●●様(その子の名字、ちなみに筆ペンで(笑))」
仰々しい封筒の出来上がりです。
そして、「絶対お家の人に見せるんだよ」と言って渡します。
はじめて仰々しい封筒をもらう子供は、大事な書類だと思って保護者に見せます。
保護者はどうやら苦言が書いてある手紙だと思うらしいです。(過去のうちのクラスの保護者談)
手紙を読むと、絶賛してあって、拍子抜けと同時に、渡した子供はだいたいそばにいるからその場で褒められる。
子供からしたら、「怒られるか?やばいかも…」と思いながら渡した封筒で褒められるから嬉しい。
で、翌日の連絡帳なんかには、「めっちゃ褒めました!」って書いてある。
学校での様子が、保護者に伝わるって大事だなと思います。
そして子供は味を占めて、2回目以降仰々しい封筒をもらうと、ニンマリしてもらって帰り、家で親に見せる。
正のループだなと思います。
この間、保護者と話をしていて言われたのは、「保育園までは、日々の様子を連絡帳に書いてもらってたけど、小学校になってこんな風にもらったのは初めて。うちの子、家でも適当すぎてやばいんじゃないかと思ってたけど手紙もらって安心した」だそうです。
結局これも大事なのは文章化して残すこと。
電話で褒めますって先生もいますが、電話だと音声で消えるから、親も褒められた事実を子供に伝えずにいることもあるんですよね。そして母親にだけ伝わるってこともあるから、父親・祖父母まで伝わらない。
これなら紙に残ってるし、見返せるしっていいことが多いです。
ちなみに何人かの保護者や子供からは、「仏壇に上げました」とか、「うちの子のコレクションケースにたまってます」とか「もらった手紙や賞状は額に入れて飾ってます」とかいろんな声が聞こえてきます。たまに倍量の手紙が返ってくることもあります。
額に入れるのは止めてくれないかな…とは思ってますが(笑)
日記のコメントとかが得意ではないので、この感じで信頼関係を築くようにしています。
ちなみにこれを書くのは、給食時間が多いです。片付けを子供に任せることで時間が生まれるので、その時間の活用です。ちなみに1枚3分くらいなので、1日2枚くらいは渡せます。(給食準備・片付けについてはまた今度記事にしたいと思います)
手紙や賞状を使って褒めて信頼関係を築く。
ここまでは多分色んな先生やってると思います。
ここでさらに大事なのはその後、記録×業務改善です。(賞状・一筆箋の実物は最後に載せておきますね)
ここから先は
ありがとうございます!このコーヒーは新しいアイディアの香りがします!