見出し画像

”学校の先生”をやめて”監督”を目指す

今日は「”学校の先生”っていう言葉のイメージが変われば、先生たちはもっと明るく働けるんじゃないかな」って思ったことについて話します。

世の中のいろんな”コト”や”モノ”へのイメージってありますよね。

「趣味はヨットです」と聞くと、どんな人をイメージしますでしょうか?

・きっと肌はこんがり焼けていて、Tシャツ、短パンの南国が似合う人。
・ヨットで優雅に海に出るなんて、さぞかしお金を持っていらっしゃるんだ 
 ろうな。
・ヨットが趣味だなんてかなりアクティブな人だな

ヨットについては、イメージする人の経験値によって変わってきますよね。
映画などでみた人、知り合いから聞いた人、実際にヨットに乗ったことがある人では、ヨットへのイメージは変わってくると思います。

じゃあ正解のイメージは?というと…
実際にヨットに乗ってみるとイメージ通りの人もいるだろうし、全くイメージしていなかったパターンの人もいると思います。

大切にしたいのは、”イメージと実際を確認しにいく”ことで、曖昧なイメージが自分の経験値・知識へとレベルアップすることなんじゃないかなと思います。

今すぐにできるレベルアップは、誰もが日々触れている”言葉”です。
言葉のレベルアップへのアイデアは、ぬまっち先生のVoicyや記事がめちゃくちゃオススメです!

子どもたちが調べたいときに、すぐに調べられるアイデアとは?
語彙力が伸びる!伝えるために適切な言葉を選べるようになる!


イメージの話の続きです。
”ヒト”のイメージに比べて、”モノ”のイメージは時代に合わせて変化していきやすいのかなって思います。

”ケータイ”ってまさにそうじゃないですか?
きっと20年前は”ケータイ”といわれてイメージするのは、今でいうガラケー。
今”ケータイ”といわれてイメージするのはスマホですよね。
しかも、かなり幅広い年齢で同じイメージが共有できていると思います。

形としてとらえることができて、わかりやすいからですかね?

反対に”ヒト”のイメージが変わるのは、けっこう時間がかかる気がします。

そこで、今日話したい「学校の先生のイメージ」です。
これについて考えたのは、保護者の方の会話がきっかけでした。

「うちの子の担任”学校の先生”っぽくないよね!」
「うんうん、”学校の先生”っぽくないからいいんだよね!」
「でも”学校の先生っぽくない”のもちょっと心配…」

”学校の先生”っぽくない?しかも、それが良い?
”学校の先生っぽい人”で安心する人もいるんだ。。。

そもそも学校の先生っぽいってなんだろう?

みなさん「学校の先生」と聞くとどんな人をイメージしますか?

僕がイメージしたのは、”管理する人(取り締まりに近い感じ…)”

みなさんはどうでしょうか?
みなさんがイメージした「学校の先生」をコメントで教えていただけたら嬉しいです!

僕は、この「学校の先生」という”言葉のイメージ”がけっこう影響力があり、先生の子どもとの関わり方にもつながってくると思っています。
しかも、このイメージに影響されているのは現役の先生たちじゃないかなって思います。
良い方向ならいいけど、良くない方向にいってしまっている気がする…

それの1番は、子どもたちを”みんな同じに育てなきゃいけない”って思っていることだと思います。

先生たちは、個性を大切にと言っても、
みんなが同じことをできるようにしたい、同じことを考えてほしいっていうのが学校生活のあらゆる場面で出ちゃってる気がします。
みんな同じにするなんて無理なのにそれに向けて頑張るから、疲れちゃいますよね。

何かあると「目標」とか「クラスの柱」とか「絆」などの言葉を並べて
「きみたちは、目標に向かって進んでいますか」「きみたちの柱であるこのスローガンを思い出して」みたいな話をしている先生を見かけます。

今の子どたちが”柱”って言われて思い出すのは、鬼滅の刃です。

本当に目の前の子どもたちにその言葉が必要だと思ってるんでしょうか?
学校の先生はこういう話をするっていうイメージに引っ張られすぎじゃない?

そういうときは、ゴールを確認して、今いる位置を知り、ゴールに向かうために何をしたらいいか作戦会議すればいいのに。
なぜか子どもたちを集めて熱く語り、結局子どもたちは何をしたらいいかわからない…

あと、学校の先生といえば”黒板”ですよね。
これは経験の浅い先生たちに多いと思いますが、毎日黒板に子どもたちに向けたメッセージを書いている先生がいます。
子どもたちのためと言いながら、先輩の先生から教えられた”学校の先生のイメージ”が大きいからじゃないでしょうか。

”黒板にメッセージを書くのが学校の先生”みたいなこと言うのに、
実際に経験を積まれた先生で黒板にメッセージを書いている先生は、ほとんどいない気がします…
本当に子どもの成長につながることなら、経験年数に関係なくやりますよね。

現役の学校の先生の多くは、雰囲気に流されて”一般的にイメージされる学校の先生”をやってることって多いんじゃないかなって思います。

そんなことを考えていて、ぬまっち先生が話していたことを思い出しました。

「オレは、子どもと仕事してるから」

さらっと言っていましたが、衝撃でした。僕は、同じ学校の職員は同僚で、子どもや保護者がお客さんという感覚でした。

「オレは、子どもと仕事してる」って…
子どもと同じ方を向いてる感じで、めちゃくちゃいい!
日本代表の監督みたいだ!

ということで「学校の先生」をやめて「監督」になることにしました。
実際の現場の話をしながら、もう少し具体的に書いていきます。

ここから先は

1,256字
この記事のみ ¥ 300

ありがとうございます!このコーヒーは新しいアイディアの香りがします!