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【商いは飽きない!経営って面白い#2】部下の能力は上司次第

「部下や従業員が指示通りに動かない。仕事ができない」というお話しを度々聞きます。私もホールの責任者だった時、お客様からアルバイトに対してクレームが続いた時期がありました。その時上司に愚痴を聞いてもらいました。

しばらくして上司に再度会った時も愚痴をこぼしたのですが聞いてもらえませんでした。そして伝えられたのは「前回話をした後、問題を解決する為に何かしたのか?愚痴を言えば解決するなら聞くけどそうでない。愚痴を言う時間があったら、アルバイトの行動がクレームにつながる原因を探して、皆がスムーズに仕事が出来る環境やシステムを作る事があなたの仕事だ」と教えられました。

また「愚痴は一度しか聞かない。悩みを吐き出す場所は必要だけど、解決しない話を何度も聞く事は時間を無駄にしている。時間は24時間しかないし、無駄にした時間を返してもらう事も出来ない。今後も時間を奪うような事が続くなら、もう相談にはのれないよ」とも言われました。

「部下が仕事を出来ない」と言うのは、自分が部下を教育、指導出来ない、人を育てる能力がない人間だと言っている事と同じで恥ずかしい事なんだと知りました。それからは、一切愚痴る事無く、どうすればアルバイトたちのポテンシャルを引き出せるのか?を考えるようになり問題が解決しやすなりました。

20年前ぐらいの出来事ですが、今思うとこの時「組織の動かし方」「リーダーとは何か?」「時間の大切さ」を教えてもらっていたんですよね。若い時にこのスキルを身に付けた事は私の宝です。部下の能力は上司次第。素晴らしい上司に囲まれていたので、部下である私は能力を引き出してもらいました。本当に感謝しかないですね。

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