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かばのゆっくりで ある かばののっそりで ある く きゃべつが来て 口をひらく ピンクの粘膜…
夜霧のなかで 大動脈が濡れている それは 盲のピンセットで引きずり出した 光年輪のささくれ…
射り射りと雨が射る 国道の舌は味蕾の早送りだ 無心ゼンタングル煩悩の 細胞膜が破れている 入…
大八車に、緑や白の野菜たち。 道は、区画整理の前、大きな 石などは、多少は隅にはじかれて、…
比丘尼800系に乗って 長い長い鍾乳洞をゆく ここは外付けの消化器官 石灰化した悲しみが 人魚…
髪の毛のなかで お麩爆発が盛況です ご存じ スペクタクルな火事場の跡は ちぢれた毛だまり ま…
ゲルニケッドな本日は 多重露光のハットを いっぺんに被ったみたいだ 思い癖がほつれたときだけ わずかに薄いかげを知れる 凍りの牙のマンモスも 頭と目だけのあいつらも LEDなかげろいだ 本日も美術館にいるせいか 休暇のような気がしている めっきも銃も額縁にさげて ミルクや砂糖を入れている
べっとりと犬がくっついて 犬は首から上が無い方で まだほんのり温かそうな 首はわたしの首な…
足が熱いから 少しは眠ったんだと思う 夕方すぎから 毛布に冷やされた爪先がある 不溶性枕で …
昨日アップしたものを抜本的に書き換えました。お暇でしたら読んでみてください。 ______ …
はじに座り、春が花粉ごしに過ぎるだけ、 を見ていた。 となりの座席に手提げを置いて、 私の…
亜緑素の粉に体はひたり 火山ガラスの目に抱かれるような 今日は方向音痴の夜だ ミツバチは思…
誕生日になったら買ってあげるからね。 ね、 と、言われましても 私の誕生はもうとっくに済ん…
外骨格、と言って、 おれ、マジ、はんこつしんしかないから、 と、若い男たちが地べたをずらずら、 している。 酒に飲まれて? ぴくぴくと横たわっている者もいる。 すえた空気をマスクごしに吸い込む、 人だかりの駅です。 こころ、に隆起したポリープに、 ときどきは星あかりなどと言う、 あなたたちが好きだよ。 ここは楽しいキャンプ場です。 ごちゃり、わたしの心が酔狂しています。 前世紀のレスラーが、 赤いブルマーの内骨格が、空を駆けている、 人だかりの駅です。 彼らはジビエ狩りに出