『夜風の詩』
本当の美しさなんて
きっと 夜には宿らない
あなたに触れたことが
波紋のように今更ここに届いて
心は少し形を変える
あなたすら 気づけぬまま
なんだか風ばかりが
冷たく変わっていくような
小さな夜が終わり
知らない朝が始まる
むず痒いこの余熱を
ささやかな爪先にのせて
本当の美しさなんて
きっと 夜には宿らない
あなたに触れたことが
波紋のように今更ここに届いて
心は少し形を変える
あなたすら 気づけぬまま
なんだか風ばかりが
冷たく変わっていくような
小さな夜が終わり
知らない朝が始まる
むず痒いこの余熱を
ささやかな爪先にのせて