かってにももたろう 爪切り編

昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へしばかりに行き、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

ある日、おばあさんが洗濯をしていると、川の中から金色に輝く爪切りが流れてきました。おばあさんはその爪切りを拾い上げて家に持ち帰りました。

この爪切りは、ただの爪切りではありませんでした。使うと、切った爪から小さな金の粒が出てくる特別な爪切りでした。

おじいさんとおばあさんは、この爪切りで少しずつ金を集め、貧しい村人たちに分け与えていきました。村は賑やかになり、皆が幸せな日々を過ごすようになりました。

しかし、この金色の爪切りを狙う盗賊が現れ、おじいさんとおばあさんの家を襲いました。しかし、爪切りの力で盗賊たちの爪を切り、金の粒を使って村人たちと一緒に盗賊を追い払いました。

以後、村の中にはこの奇跡の爪切りの話が伝えられ、おじいさんとおばあさんは村の英雄として讃えられました。そして、二人はその後も長生きし、平和な日々を過ごすのでした。

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