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ランサーズで副業(複業)して婚約指輪を買った話~長年付き合っている男が結婚を決める理由~

どうも、ランサーズの沼野です。最近結婚しました。

友人「ねぇ、なんで結婚を決めたの?」
僕「そろそろ、彼女を安心させてあげたかったからかな~」
というのは半分本音、半分建前で、実際は自分に自信がついたからです。
もう少し詳しくいうと「自分の力で稼いでいる実感が湧いた」のが個人的には一番大きい要素だと思っています。

なぜ男は結婚に踏み切らないのか?

自分の周りには付き合ってるけど結婚していないカップルが多くいます。なんで結婚しないの?と聞いてみると「彼氏がなかなか結婚しようと言ってくれない!」という意見や「そもそもまだ、相手を選びかねている」という声の他に「仕事が忙しくてそれどころではない」などなど、将来的に結婚は考えているが、今じゃない、この人じゃない、というような状況に陥っていると思います。

しかしながら、長年付き合っているのに結婚しないカップルの場合、すでに相手は決まっているはずなのに、タイミングを見失っているカップルも多い気がしています。
女性側は早く「結婚しよう」って言って欲しいと思っているが、男性側も「君に決めた!」と言いたいのだが、言うきっかけや、チャンスをなかなかつかめていません。
特に男性側の場合は、きっかけ以前に「自信がない」と言うのが「結婚しよう」というセリフを言う妨げになっている大きな原因なのではないでしょうか?

実際、内閣府の研究者による”結婚の意思決定に関する分析 ~「結婚の意思決定に関する意識調査」の個票を用いて~ ”(2016)という論文によると

結婚の意思決定に対しては、男性の社会経済的地位の低さや結婚意欲の弱さが妨げとなっている
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis332/e_dis332a.pdf

愛があれば大丈夫という意見もありますが、統計的な結果では経済的地位の低さが大きな要因になっています。
男性にとっての経済的地位とは、仕事の成果や給料に繋がると思います、また、それらは自信と比例するものではないでしょうか?
お金が全てではありませんが、経済的な余裕がないと、結婚する勇気が出にくく、私自身も結婚に踏み切れなかったのは「イマイチ自分に自信が持てない」と言うのが一番の理由だったように思います。

遅ればせながら自己紹介をすると、私は2018年9月現在 28 歳で、ランサーズという企業で WEB エンジニアとして働いています。業界は5年目で、開発チームのディレクションや、システムの改修、社内の新規事業の立ち上げなどを経験し、今も複業しながらエンジニアとしてWEB サービスを開発しています。
奥さんとの出会いは大学院の時で、それから5年ぐらい付き合って、なんだかんだで自信がついて婚約指輪を渡す運びとなった次第です。

自信が持てない男のホンネ

新卒で東京に来てからすぐは、働くことに精一杯で結婚のことなんてしばらく考えられないだろうなと思っていました。
特に新卒で入った会社(ランサーズとは違う会社です)では、初任給を手渡しでもらったのですが、学生の頃は大してバイトもしてなかった自分には大金で「まだ成果も何も出してない自分がこんなにもらっていいのか?」と、とても不安な気持ちになったことを覚えています。
仕事に慣れてきて昇進もし、収入も少しづつアップしていったのですが、自分の仕事は売上に直結しなかったり、「自分の力でやった」という実感が持ちづらかったので、自分に自信が持てない時期が続きました。
性格もあるかもしれませんが、多くの男性がこう言った悩みを抱えているのも、また事実だと思います。実際自分のいる業界と年齢では結婚している男性は圧倒的に少ないです。
また、仕事が忙しい時は、彼女とのすれ違いも多く、余裕がなくなって喧嘩したりすることも増えていたように思います。
つまり、結婚に踏み切れない理由としては、仕事が忙しくて気持ち的にも余裕がなく、パートナーとすれ違うと言ったことや、仕事の成果に対しても自信もないという負のスパイラルがあるように思います。

特に、男性における「自信」の割合は、容姿以上に仕事での成果や、収入面が大きいのではないでしょうか。
つまり、仕事で成果をあげて出世し、給料をあげることが、男として「自信」をつけるのに必要なのです。
しかしながら、仕事で成果をあげると言うことは、簡単なことではありません。プロジェクトが長期に渡って続いていたり、なかなか成果が見えにくい仕事の内容だったりすればするほど、自分に対するフィードバックも遅くなり、成長実感も薄くなりがちです。


そこで、自分がとったのは、会社が許可していると言う理由もあって「複業してみる」という選択肢でした。

複業を始めて「自分の力で稼ぐ」実感をもてた


「ランサーズストア」 https://www.lancers.jp/store という自分のスキルを販売することができるサービスを同僚がリリースしたのをきっかけに、自分も何かそこで複業を始めてみようと、スキルを登録してみました。

自分はエンジニアとして社内の業務を効率化するツールを作るのが好きだったので、そういった仕組みは他の人にも需要があるだろうと思い、試しに出してみました。スプレッドシート(オンラインのエクセルみたいなの)を利用したメール送信自動化の仕組みです。
軽い気持ちで出してみたのですが、意外と需要があり、すぐに一件売れました。
最初の売り上げは 5,000円 でしたが、この一件が売れたことは自分にとってとても嬉しかったのを覚えています「自分の力で稼げたぞ!」というなんとも言えない達成感と興奮がありました。
そこから少しずつ売り上げを伸ばし、実績を増やしていきました。そのうち、特に自分で営業しなくても、仕事の相談が来るようになり、案件の単価も上がって行きました。

複業することのリスク

良いことばかりではなく、もちろんリスクもあります。
普通のフリーランスではなく、複業フリーランスは、本業がある中でアドオンの仕事なので、本業とのバランスをとるのが難しいです。また、自分で要件定義から報酬の交渉をすることになるので、慣れてないうちは受けた案件が燃えたりもします。
正直に告白すると、自分が受けた案件が大炎上したこともあります。曖昧な要件のまま仕事を受けてしまった結果、追加の要件などが発生 => 納期遅延 => また要件追加・・・の繰り返しで、最終的には時給100円ぐらいで働いていたような結果となってしまいました。その時は本業の方にも影響が出てしまい、クライアントだけでなく、会社の皆さんにご迷惑をかける結果となってしまいました。(その節はお世話になった皆様、本当に申し訳ございませんでした)
しかしそういった経験を踏まえていろんなことを学びました。これから複業を始める人は以下を押さえておくと良いでしょう。

1. 相手に時間の主導権を渡さない。必ず自分で納期を切る。
2. 仕事が始まる前に、値段と納期と追加要件が発生したときのルールなどの要件をしっかり固めておく。(できれば契約書をまく)
3. いざとなったときのために、弁護士に名刺をもらっておく。

1.は基本的なことで、普段の仕事にも役立つし、ちゃんとした社会人ならできると思います(できない子ですみません・・・)。
2.に関しても、オンラインで契約書を作成したり、レビューしてくれるサイトがあるので、それらを利用すると良いでしょう。
3.が一番大事です。人生というカードゲームの中で弁護士の名刺はジョーカー的な役割を果たします。自分ももっと早くもらっておけばと後悔しています。フリーランスの「基本護身術」として、案件が燃える前に切っておいた方がいいです。最近は弁護士に相談できるサービスが増えているので、そういったものを利用するのが無難です。

(ランサーズでも https://freelance-basics.jp/ というサービスで、契約書のレビューなどを行なってくれます。)

複業することはリスクもありますが、キチンと社会人としての行いが出来ていれば、怖くありません。
また、自分のスキルに需要があればそんなリスクのあるような仕事をわざわざ受けなくても大丈夫です。まずは、スキルシェアサービスなどを見て、自分にもできそうなことがないかを探して見るところから始めると、リスクを取らずに始められる複業が見つかるはずです。

複業 2 年で100万円が溜まった

コツコツと実績を積み重ねた結果、ランサーズを通した複業だけの報酬総額が 100 万円に達しました。週末と平日の朝や夜など、本業以外の時間で複業して稼ぐのはなかなかペースが上げられなくて大変でしたが、なんとかそれっぽく稼げるようになってきました。

流石にここまで来ると、自分にも自信が持てるようになりました。フリーランスをするということは、自分の手でクライアントを探し(システムには頼りましたが)、値段を決め、納期を交渉し、成果をあげなければなりません。そのため、自分の腕で稼いで一連の仕事が回るようになったところで、初めて1人前に少しでも近づけたかなと思えました。
もし、転職した場合と比較すれば、確かに給料は転職で上がるかもしれませんが、ここまでの自信には繋がらなかったと思います。
なぜなら、給料は市場の需給バランスで決まるため、自分の実力値以上に、市場全体の報酬額が介入しやすく能力以上の報酬をもらえる可能性が高いです。その一方、複業フリーランスとして働く場合は、報酬と言う金銭的価値以上に、自分の裁量で意思決定するシーンや会社では得られない経験値が圧倒的に多いため、結果として自分の成長と自信につながったと確信しています。
また、そうやって複業でも成長したことによって、会社の仕事でも成果を出して評価されるようになり、会社での給料が上がったのも事実です。
なので、「自信をつける」という観点では、転職して1から仕事の成果を上げるために頑張るよりかは、複業してアドオンで頑張る方が、「自信」をつけるための近道なのではないかと思います。

プロポーズして婚約指輪を買う

自信もついたところで、満を持してプロポーズすることに。(どうやってプロポーズしたかはおまけに書いています)
色々ありましたが、なんとか承諾いただいたので、二人で指輪を買いに行きました。自分で買ってプレゼントしてがっかりされないように、予算の範囲で収まるように奥さんに自分で選んでもらいました。

軍資金は複業で稼いだお金を特に使っていなかったので、そのお金を限度に婚約指輪を買うことにしました。

新宿にあるいかにもなダイヤモンド専門店に行って買いましたが、高い買い物はあまりしたことがないので終始緊張していました(笑)

顕微鏡で見たダイヤモンドです。綺麗ですね(棒読み)

最後まで奥さんは悩んでいましたが、満足行く買い物ができたようでよかったです。

稼いだお金は使ってしまいましたが、複業で持続的に稼いで行く自信とスキルは無くなっていません。

まとめ


- 結婚の決め手となったのは、「自分に自信が持てるかどうか」。
- 自信を持つためには複業を始めたり、自分の持ってるスキルを売って経験を積もう。
- 指輪は高い。頑張れ。

複業して失敗することもあるかもしれませんが、圧倒的に成長するチャンスがそこにはあると思います。まずは自分のできることを売りに出してみると、新しい世界がきっと広がるはずです。

蛇足ですが、男性にプロポーズして欲しい女性へ言えることがあるとすれば
自分の彼氏に自信を持たせてあげることが、結婚への近道。
いますぐ彼氏に複業をススメよう

内助の功というやつですね。

少しづつの積み上げは、必ず自信になって、結果につながります。
良い複業ライフを!(複業のノウハウなどについては、またどこかで書いたり、DM で聞いていただければと思います。)



おまけ:どうやってプロポーズしたの?

ってよく聞かれるんで、ラフな感じで参考に書いときますね。

プロポーズする前に、自分と同じ20代後半の女子3人に「どんな感じでプロポーズされたい?指輪もらいたい?」的なインタビューして見ました。
フリーランスの広報女子 K さん。
最近結婚した M さん。
エンジニアの I さん。

Yさん「サプライズよりも、なんかこう日常的な感じでプロポーズされたいよね。フラッシュモブとか断れない雰囲気とかは、なんかヤダ。」
まじか。フラッシュモブとかサプライズとか結構みるけど、やって欲しい女子とそうでない女子の温度差半端ないですね。

Mさん「私は婚約指輪サプライズでもらったんだけど、私の欲しい感じの指輪じゃなくて、「あぁ」ってなった。まぁ嬉しかったんだけどさ。身にはつけれないよね。」
なるほど。やっぱり身につけたりしたいもんだから、自分の気に入ったのがいいよね。

I さん「パワポでプレゼンとかしてもらいたかったよね」
そういう需要もあるのかー。彼は大変そうだなぁ。(遠い目。)

その後もいろいろ聞いたのですが・・・「とは言いつつ、やっぱりちょっとはサプライズとかいろいろ考えて欲しい」とか「妊娠させるしかない!」とか「そんなに迷うなら別れた方が良い」とか、過激なお言葉をいただき、自信がなくなりそうだったので、自分らしいローカロリーなプロポーズの作戦を考えて実行することにしました。

インタビューして見えてきたポイントとしては、
日常的なシチュエーション
少しのサプライズ
指輪は選ばせた方が良い
を実現するのが良さそうだったのでハイブリッドなアイデアを考えました。
普通に家で二人でいるときに、ちょっとびっくりさせてやれば成功です。
名付けて「Amazon でびっくり箱!」作戦。

作戦内容。
1. Amazon で「指輪の箱だけ」買い
2. 家で二人でいるときに指輪の箱を届けてもらう
3. 「なにが来たのー?」ってなるので
4. そこで、箱を開けてプロポーズする。
5. めでたく、承諾される

イメージ図

当日。
自宅で一緒に Netflix でアニメ見てる時に、ピンポーンと Amazon の配達員が来た。予定通り、荷物を受け取って部屋に戻る。
彼女「なにが来たの~?」

僕「さて、なんでしょう」

箱を開けて、ケースが出て来たタイミングで

僕「結婚しよう」

彼女「。。。?」

僕「え、プロポーズなんだけど。」

彼女「は?なんでこんな方法なの(涙怒)え、指輪は??」

僕「自分で選んでもらった方が良いから今度買いに行こ」

彼女「・・・(怒)」

という感じで、あんまりウケないどころかキレられました。
こっちもまさかそんな反応が来るとは思わず、タジタジとしてしまいました。彼女的にはもうちょっと、ちゃんとしたとこでやって欲しかったそうです。なんとなくそんな気はしてましたが・・・(女心むずすぎやろ。世界中の女子は意思表示カードに理想的なプロポーズのされ方を書いてくれ!)

が、最終的には承諾いただけました。

指輪に関しても、僕のセンスなら別に指輪はどれでもいいとかなんとか言ってましたが、結局長い時間をかけて選んでました。。。

参考にしない程度に、参考にしていただけると幸いです。
プロポーズするときは計画的に!



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numanomanu
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