バサラオ〜番外・摩耶野村・(勝手な🙏)妄想編
ヒュウガ
産まれ出た時から煌くオーラを放つ赤子。
あまりの煌めきに母は恐怖に慄き病みに沈む。
その瞳の魔力は身近な者達から次々に闇に落とす。
異質な存在へ、男児等は蔑み叩きのめし排除することを選び、女児等は興味と関心と慈愛をもって崇拝することを選ぶ。
どれ程愛を注がれようとも、満たされることは決してなく、深く暗いココロの闇は底無し。
マリ
名家のお嬢様。
有り余る財力と数々の名声、さらには美しく賢いお嬢様。
すべてが思いのままの日々。
ただひとりだけ、思いのままにはならない。
惹かれない筈はない。
のめり込む、底無しの世界へ。
寄り添い、全てを捧げ、支え続ける。
例え全てを失っても、悔いはない。
幸せでしかない。
カイリ
働き者で人望もあり、誰彼無く愛を注ぐ優しい両親のもと、すくすくと育まれた。
裕福でなくても、コツコツと小さな幸せを積み重ねながらの日々。
清楚で控えめながら、凛とした美しさと聡明さを静かに漂わせる。
ヒュウガを知るまでは‥‥‥‥‥
目立たない子っているよね
よく見ると綺麗な顔してるのに
あら居たのって
幼いながらも圧倒的な“美”を放ち
誰をも寄せ付けない
殴られようと蹴られようと
蔑みなど通用しない
ただ‥‥ただ……
感情を無くしていくだけ
ジッと見詰める
強く真っ黒な視線
何処までも追いかけてくる視線
なんなんだ‥‥あれは
なぜ‥‥なにをしてる
ねぇ‥‥どうして‥‥あんなこと
胸を痛めたココロ優しき母と父
なんとか助けようとした
なんとか保護しようとした が
“ヒカリ”の逆鱗に触れた
突然 ひとり 残された
なぜ なにがあったの
村を後にした日
燃えるような熱い瞳に見送られ‥‥‥
帰らない 帰れない ‥‥‥
こんな村いらない
カイリがいない 村はいらない
それでも マリは ついて行く
私しかいない 私しかいないの
消失した村で何があったのか???
わかる訳ないよね……………