筋緊張制御系 ”固有受容反射”
Twitterでスライド投稿させていただいていただいてます。
Konuma@です。
前回、筋緊張制御系の上位中枢支配についてnote作成致しました。
今回は、前回の続きで筋緊張制御系の固有受容反射について記載していきます。
固有受容反射については養成校で1度は習ったのではないでしょうか?しかし、より具体的に動作への影響を考えて臨床に望まれている方は私を含めて少なく感じます。
姿勢筋緊張の維持・調整に必要な固有受容反射について知り、介入時に考慮していただくとより良い反応が得られてくるのではないかと思います。
筋の長さと緊張の調節
筋の長さと筋の緊張の調整をしているのは筋線維内にある筋紡錘と腱内にあるゴルジ腱器官(腱紡錘)です。
筋紡錘は筋の長さが長くなった際に興奮するため、筋が収縮した際は弛緩します。
ゴルジ腱器官は腱が伸張された際に興奮するため、筋の伸張・収縮どちらでも腱が伸長されるため興奮します。
また、筋紡錘よりもゴルジ腱器官の方が閾値が高いため、筋が伸長されるとまず初めに筋紡錘が興奮し、伸張反射が起こります。極度に伸張されると、今度は閾値の高いゴルジ腱器官の興奮が起こるため筋活動は抑制され弛緩します。
伸長反射
伸張反射は、筋が長くなることで、筋紡錘が引っ張られ興奮し、筋紡錘からの求心性線維であるⅠa線維を通り脊髄へ伝達されます。
ここから先は
3,308字
/
5画像
¥ 1,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?