西美濃ピアノコンサートで感極まった話


2024年11月1日、大田区民プラザで開催された「西美濃八十八人衆ピアノコンサート」に行ってきました。

コンサートの感想と、ものすごく個人的な話ですがボルゾイ企画ふひきーから現在の稲葉百万鉄までの思い出とともにお話しします。


2009年頃、受験勉強の息抜きがてらニコニコ動画を漁る毎日を送っていました。
最初はほんと、一日に1本くらい誰かの動画を見ていたんだけど、あるとき出会ってしまったんですね。

【ゆめにっき】何も知らない友人に無理やり実況させてみた
という動画に。

自分はホラー耐性ないのでビクビクしながら見たんですけど、まぁ、怖かったですね。
ただ、ゲームの内容が気になって気になって、気づいたら最後まで見てて、受験勉強はどこかに消えました。

そこからあれよあれよと、ボルゾイ企画という存在を知り、ふひきーという人はなんかわからんけどもの凄い数の動画をあげてるヤバい奴だということも知りました。
投稿した動画があまりにも多すぎるから、気になるやつから見ていった結果、自分も短期間でもの凄い数の動画を見る奴になってしまいましたね。

そこから日常的に動画を嗜み、月日は流れ、あるとき実況動画ライフに衝撃が走ります。

ボルゾイ企画の活動が終わるというご報告。

いやー、ビックリはしましたけど、しょうがないねで割り切ろうと思いました。
ここまでいっぱい楽しませていただいたのでもう拍手で送る気持ちで。
もうこの人たちの動画は見る機会は無くなるから、またいろんな人の動画を漁ろうかなとなんとか心を切り替えて、第二の実況動画ライフを送るかーと意気込んでいました。だけど、ある投稿を目にしてその気持ちが一瞬にして消え去りました。

爆裂超機神伝デストルーパー -メダロットR-

この投稿を境に、文字通り新たな実況動画ライフがはじまります。いや…、はじまったというか、続投というか…。

正直いまとなっては、繰り返し何回も見た動画はボルゾイ企画以降の動画ばかりなのでなんとも思いませんが、メダロットを始めたあたりから自分も、
「こいつまさか、まだまだ暫く動画上げる気なのか?」
と、気狂いを疑いはじめましたからね。ありがたいことに、狂ってました。thank you。

この頃の動画、歴代投稿された中でも一番思い出深くて、だいすきなんですよね。
名前の変更回数も面白いですけど、プレイするゲームがいままでのサウンドノベル系とはまた違って、いいんですよね。「パラサイト・イヴ」をプレイしたと思ったら、「どつぼちゃん」もってきたりね。あと風水の話とかね。

極めつけは、「俺の屍を超えてゆけ」という稲葉名義での超大作。パート数もですけど、稲葉がニコニコ静画の脇下一族のFAみ始めたりしたときには、ほんとにっこりでした。なんかこう、あったけぇ…ってなりました。

そしてまた暫く稲葉(この頃にはもう稲葉の名前だった)の投稿は続き、平穏、安泰、そんな時間を過ごしている中、気がかりなこと起きるわけですよ。

西美濃YouTube開設です。

いまでこそね、生活の一部にYouTubeもあるので慣れちゃえばなんとも思いませんが、いろんな気持ちがせめぎ合って一度自分の中で「今後の活動は見守るスタイルにしよう」となったときです。
つまりは、一回視聴者としては離れようということです。

知ってる人は知っているかとおもいますが、ふひきー時代からニコニコのコメントは読まなくなってしまったんですよね。理由は察して。
そこから投稿者と視聴者の隔たりはすごく感じていて、ただ本人が嫌な気持ちにならない自己防衛策がこれなんだと受け止めてはいました。
が。
そんな人がYouTubeをはじめるなんてビックリですよ。もっと色々なコメントが、想定外の視聴者層が群がって嫌気がさして投稿されなくなったらどうするんだと非常に、個人的に解せなかったです。
わかってるだろ見える未来がと憤りすらありましたね。せっかく、いや、ようやく、俺屍FA嗜みおじさんになってくれたのに…と、悲しみもありました。

なのでYouTubeにも動画をあげ始めて数年は稲葉百万鉄というおもしろおじさんから離れていました。

とっくの昔に社会の歯車になっていた自分も、転職活動、さらには転居といった大イベントをこなしていたので当たり前ですが時間がなかったので、自然の摂理です。

最終的には数年後、え?このゲームやってんの?!見るか!!と、YouTubeはじまってからの動画にも手を出しはじめるんですけどね。
自分も大人になったからわかる、そのくらいが1番いいよね。すきなときにすきなものをみる。

まあ、年数溜めた分もの凄い数の動画見ることになりましたが。


ちなみにここまでが思い出、ここからがコンサートの話です。


大田区なんてね、行かないのよ。仕事の関係でなんとなく地理は把握していたけど行ったことないのよ。

迷いながら着いた下丸子駅。わらわらといるザリTの群れ。
コンサート会場で最初に行ったのは、警備員のおじさんに「喫煙所近くにありますか?」という現地喫煙所調査。
教えてくれてありがとうございます、警備員のおじさん。

2本ほど肺に吸い込み、いよいよコンサート開始。セットリストはゲームタイトルのみ載せます。

  1. ゆめにっき

  2. MC元老院とともに三国志Ⅱ

  3. ゲーム発展国++

  4. 海鮮‼︎すし街道

  5. To the moon

  6. ファミレスを享受せよ

  7. そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!

  8. そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!ユニバース

  9. Doki Doki Literature Club!

  10. MC元老院とともに信長の野望・覇王伝

  11. 薔薇と椿〜お豪華絢爛版〜

  12. 絶対絶命都市2 -凍てついた記憶たち-

  13. ウツロマユ -Hollow Cocoon-

  14. GNOSIA

  15. 学校であった怖い話

  16. シークレットゲストの樹原涼子さんとごきげんバンドさん生演奏とともに俺の屍を超えてゆけ

  17. ゆめにっき

どれも圧巻でした。
開始からゆめにっき持ってくるからね、一気に泣きそうになりました。嘘、ちょっと泣いた。

海鮮すし街道のあとにTo the moonだったからね、感情のジェットコースターに乗りましたね。

藪野さんと瀬戸さんの連弾、盛り上がりました。
途中から拍手のテンポキープにみんな必死になったよね。一体感あってすごくよかったです。
客席のライトついたときに、やめて!隠キャはこういうの慣れてないの!って思ってしまいました。
あ、自分のことです。

視聴者アンケート反映された曲メドレーもよかった…自分、薔薇と椿がだいすきです。

学怖は雰囲気そのままで、おどおどしい感じが聴いててゾクゾクしました。

そして、樹原涼子さんとごきげんバンドさんの登場。さらには生演奏での劇中楽曲と「花」。
京の春を聴いた瞬間に、ドバッと涙が出てきて大変なことになりました。
ここに来て、みんなと聴けて良かったと1番思ったのが俺屍でした。

最後にゆめにっきにて閉幕。いい終わり方でした。


ざっくりとした自分の思い出話でしたが、文字にしてその気持ちをいつでも思い出せるように書きました。

十数年、活動を続けてくれている稲葉百万鉄さんとがみさん、いつも支えてくれているぞのさん、年数回会える親戚のおじさんみたいなポジションのくわさん。
今回のコンサート開催に関わってくれたスタッフ、関係者の皆様。
全てに感謝です。最高の1日になりました。

いろんな気持ちを昇華させながら、次の開催も願わずにはいられないです。

いつか きっと。

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