コウベシティハードコアパンクルネッサンス「スケジュール管理と子育てについて」

先日2022年10月9日、尼崎tora「bom」にてkuragali年内に予定されているGIGは全て終わりました。ボクたちを見つけてくれて、ライブに遊びに来てくれたみんな、対バンしてくれたバンドの方々、ライブハウスのスタッフの皆さん、関わってくれた皆々様、本当にありがとうございます。

有難い事に今年は6回もライブをさせて頂いた。社会人バンドで、年に6本ふた月に1度のペースでライブができれば、上等じゃないか?半分は、自分たちで企画したものではあるけれど、徐々に声をかけてもらえる様にもなってきた。本当に有難いです。縁が縁をうみ新しい出会いもありました。残念だけれどスケジュールが合わず、お断りしてしまったイベントも。これに懲りませず、またお誘い下さい。我々は日曜日しか動けませんが、メンバーのスケジュールが合えば出演させて頂きます。

さて、スケジュールの話。我々kuragaliのスケジュールはTimeTreeで管理している。まだ使いこなせてはいないが、基本日曜日を活動日と決めてはいるものの、それぞれ事情がある。そもそもボク自身スケジュール管理やタイムマネジメントが大の苦手なのに、大人の5人のスケジュール調整となると、何かで可視化しておかなれば、もうわけが分からなくなる。NG日程はグループLINEにて連絡をもらいボクが編集するか、直接記載してもらうようにしている。11月からそれぞれの仕事も繁忙期なのか、NG日程が増えてきた。可視化出来ているので、調整だけでなく、ならばどうすべきか集まれない代わりに何ができるか、想像し、いろいろ考え、思い巡らせることができる。出来ないではなく制約下において何ができるかを想像し行動することこそ反抗とDIYの精神、ハードコアパンクてものだ。

我々のTimetreeには、メンバーだけではなく、その嫁にもシェアを勧めている。日々忙しく生きている中、夫婦であれどコミュニケーションが不足することは多々ある。少ない休日に家族で予定を合わせるのも大変だ。そこにバンドの予定が前もって分かっていれば、つまらない夫婦ゲンカは少しは回避されるだろう。という、意向。同じくスケジュール管理が下手な水守からの提案で、まずはみやっちゃんから。家庭を顧みず、自分の家庭という小さな社会と向き合えない様なヤツはパンクスというなかれ。とはいえ、うっかり。など言うことは日常茶飯事。ハードコアパンクルネッサンスは、メンバーだけでなくその家族も巻き込んでしまっているのだから、せめてこういったことくらいはしておきたい。記載されているスケジュールにはメンバー嫁へのボクの心遣いという名の押し売りだけではない。とてもとてもうれしいスケジュールが3つもシェアされている。この年末から水守、きよ、武田くんとそれぞれの家庭にベイビー爆誕の予定が記載されている。楽しみで仕方がない。喜びの日もシェアされているとピースフルな気持ちになる。出産子育てはむしろ、悩むことや苦しく辛いことが多い。それでもその尊い命に何度も救われることがある。ボクも、今もなお、ぜいぜいひいひいで何とか生きていられるのは、息子のおかげだ。彼がいなければ、とっくに死んでいたと思う。手を差し伸べたり、何かを教えたり、叱ったり、親ばかりが何かを与えているように思いがちだが、こちらが教えられることの方がうんと多い。育てられているのは、こちらの方だ。育ち合い。練習で集まると、これからどんどん子育てについての会話が増えるだろう。親同士、情報交換をしながら、みんなで育ち合えたら。親としても、バンドマンとしても。因みに、うちの子は、中2でしっかりアニオタになっている。子は決して親の思い通りになど育たない。ただ、友だちに優しくとてもいいヤツに育ってくれている。ありがたいことだ。

そんなこんな中、2月12日。我々主催のDC.SOU(R)CEの第3回が決まった。今、確定している演者だけでも豪華すぎる、変わらずエゲツない祭典になりそうだ。kuragaliは今回からサンキュー(産休と生まれてきてくれてありがとうの意)制度を採用する。ベースきよが本人の意志により、今回のライブに関しては、出演辞退の申出があった。もちろん、家庭が1番だ。家庭がうまくいっていないと、バンドでうまくやってられるものか。彼が嫁と生まれてくる子の傍にいてやりたいと思う気持ちを尊重したい。ボクらはなんとでもなる。ヘルプを入れることも、ベースレスでの音作りも、想像すればいくらだって。ボクたちは、ハードコアパンクスなんだよ。チームワークと想像力で、コウベシティハードコアパンクルネッサンスを創るんだ。






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