見出し画像

AIには決して描けない世界

4月からEテレで放送されている「人形歴史スペクタクル 平家物語」が非常に素晴らしいので、紹介させてください!

原作:吉川英治
人形美術:川本喜八郎
1993年

ちょうど貴族(藤原)から武士(源氏平家)へ移行する時代のお話です。
これを観ると確実に藤原一族がキライになります(笑)
「お前ら汚ぇなぁ!!」って。
そして悪役として扱われがちな平清盛に対して「そんな悪いヤツじゃないやん」と感じるはず ※令和6年4月15日第6話終了時点

お話は当然面白いのですが、人形の数々の素晴らしさに注目してほしいです。
陰影や角度によって変わる表情、衣装の見事さ、動きの細やかさ…。
後ろ姿でさえ、人物の心情がにじみ出ています。
この世界は決してAIでは描けないし、再現もできません。
人形に魂を宿せるのは、人間しかいないのだと強く感じました。

ちょうど「鎌倉殿の13人」を放送していた頃に、NHKで朝の4時台に放送していて、最初のほうだけ観ていました。
そのときの感動をX(旧ツイッター)に投稿して、畏れ多くも川本喜八郎人形美術館様に「いいね」をいただいた記憶があります。

お話は始まったばかり。
リアルタイム(月曜日22:50~)での視聴が難しいので、録画しています。
この人形劇の素晴らしい世界を、ぜひ一度ご覧いただきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?