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【電子煙管】今週のご報告について 12/20~12/24

沼田茶舗 電子タバコ店の沼田です。
ご支援、誠にありがとうございました。
返礼品のお届けが遅れてしまいました事、重ねてお詫び申し上げます。

進捗は、基盤の解析開始しました。


これまでのあらすじは
・基板メーカーCにサンプルバッテリー提供。
・基板メーカーDに初陣の基盤を送付



■基板のお話。

C社:ダメでした。

びっくりしました。
検証試験のE-リキッドを探すといいつつ、何もしておらず。
探したけれど、一体型(カートリッジタイプ)しか見つからないとの事。
※中国は、電子タバコ販売が規制され、店舗販売のみとなります。
そのため、煙の素、液体の販売方法が日本と異なります。
流通事情としてそうせざるを得ない事は理解しますが、、、

基本的に、グリセリンと水を少々と混ぜればE-リキッドです。
いくら伝えても調達しそうにないため、日本へ送ってもらう事にしました。
「検証するから実負荷送ってくれ」
と日本人コンサル同席時に依頼しておきながら、この有様。
おそらく、最後の試作もダメだと思っています、、、、
今年の2月から幾度と掛けた試作と調整。
無念でなりません。

D社:検証開始。

D社では、初陣基盤を解析、コピーします。
コピーする理由は以下の通り。
・開発した基板は残念な性能。
・これ以上は開発時間、開発資金が足りない
初陣基盤を作った会社が無くなった。
・初陣基盤の出来は良かった。

通関で遅延してた初陣基板が先方へ到着しました。
ここまでの経緯(A社,B社,C社の試作)を見て
改めて、初陣基盤の完成度の高さを理解します。
単純なようで、おなじ吸引稼働型より群を抜いています。
半導体不足の現状を見て、改めて思い知りました。
その企業様が製造業から撤退したこと、残念でなりません。

昨晩も製作について質疑応答の連続でした。
来週に解析結果が出るかどうか、吉報を待ちたいところでした。


なぜ。こんな雁字搦め(がんじがらめ)になっているか?

という問い合わせは、まだ来ておりませんが、開発工程は図の通り。
これらは一つの工場で済む場合もありますが、分業やアウトソーシングで行われる場合もあります。

入出力(電圧・電流・表示など)の制御をするため、ガーバーデータ、部品表、レイアウト図、そしてプログラムとCMOSが必要になります。

こういった組み合わせを一人で行うわけにもいかず、結果委託、相談せざるを得ないわけです。

いま、大抵 は DesignSpark というソフトでなんとなく作れると思います。
それを製造委託先に持ち込む場合、相手が中国になるとDesignSpark に登録されていない部品を使うケースもあり、そして現状、半導体を調達出来るかわからないなど、こういった背景もあり雁字搦めです。

ちなみに、C社は「別の部品を使ったほうが良いケース」
と判断されて、コストダウン+パワーダウンした設計をした、
というのが失敗の原因です。
個人的な感想を述べると、依頼者、経営者が判断するべき範疇を、そのエンジニアが独断、余計な思考によってこの有様を招いた。と思います。

■展示会の話

例年通り開催みたいです。

China International Vape Expo(RHBVE) 2022
RHBVE Vape Expo (Shenzhen) China

中国へ入国は、他国への出国と事情が異なるため、渡航される方がいるのか分かり兼ねます。
日本でも過去何度かやったようですが、次はあるのかな、、、

ここ数年、最悪の正月を迎えてます。
良いもの、よいサービスを、良い状態で届ける。
企画、製造、物流、小売り、みな当たり前の事を当たり前に、卒なくこなせることは、それだけでも、この日本社会は世界的に見ても安定した良い国であると誇りに思います。

このnote、進捗があれば更新を行います。
引き続き、どうぞよろしくお願い致します

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