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【電子煙管】今週のご報告について 11/22~11/26

沼田茶舗 電子タバコ店の沼田です。
ご支援、誠にありがとうございました。
返礼品のお届けが遅れてしまいました事、重ねてお詫び申し上げます。

今週は、交渉と検査、決断の連続。
心労の塊です。

■基盤のお話

先週の続きです。

>これは来週、解決に動きます。

解決できませんでした。
さらに煩わしい状況になると判断。
保留した上で、いずれ深セン渡航したときに対策します、、、

充電基盤

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この開発がトラブル続きでした。
7月あたりで半導体不足の影響を受けた場所です。

そして、開発が進み、前段「初陣」と同じ挙動になりました。
未検証ですが、「初陣」の充電器もそのまま使えます。
(初陣は、マイクロUSBです)

挙動はすべて、合格でした。

ただ、PINの位置が甘く、樹脂の蓋が収まらりません。
※PIN:火皿の充電ポイントに当たる電気接点です。

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ここは、ハンドメイドだそうで、場所を正確にとらえてハンダするための機材がいるな、とおもい、昨晩(11/26)即開発。

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このパーツは量産サイドの話です。
USB-Cコネクタの位置確認と、定位置に必ずPINが来るような抑え(治具)になります。
3Dプリントしてから、ご報告です。

電子煙管内蔵基板

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実は、いまのスペック8W(7.7W)です。
マニアには物足りないかもしれませんが、10mmパイプに納めている時点で恐ろしい代物なんです。

パワーインダクタという基板上に搭載する電子パーツがあります。

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この厚みが大きいと10mmのパイプに収まりません。
それをギリギリ攻めてます。
パイプ内径9mm
8Wを出すためのパワーインダクタサイズ:高さ2mm+放熱都合で要4mm
3mmの攻防でした。

パワーインダクタ:コイル。DC-DCコンバータ内部の部品。
3.3Vの電源を5Vに昇圧したりする回路の主要部品となります。
負荷(電熱線)が変動したときや、電源(リチウム電池)の下降した電圧を引き上げる、などの役目を果たします。

25W出す回路図はこのくらいの大きさ。(ほんの一部です。)
立方体の製品だったら、どんなに開発が簡単だっただろうと、、、、

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それを小型サイズでギリギリ大出力、という際物で業物なのが、電子煙管・虎御前です。

コストに見合わない事をやりすぎてる自負はあります。
もしかすると、必要なニーズでは無いのかもしれません。

2013年から続けていた電子煙管開発計画。
2018年リリースの初陣。初陣の基板会社が撤退しなければもっと早かったこのプロジェクト。
2019年から開発連携した企業の相次ぐ撤退の末、やっとここまできました。
あらすじはこちらのとおり。
諦めの悪い男が作った、
執念の産物
といえば聞こえが良いですね。

そして、、、、

甘い誘惑が出てきました。
バージョンアップのお誘いです。
さらに出力があがる、
新しいパワーコンダクタが、
ギリギリ、パイプに収まる、、、

遅らせる気は、先週のとおり毛頭ありません。
充電基盤は確定ました。
あとはそのパワーコンダクタ見積もりと、
制御系バージョンの更新に掛かる
・費用(開発、量産)
・開発期間
が短時間、小コストで済むかどうか。
もちろん時間が掛かったり、出来なければやりません。

今までとは違う、クオリティに関する悩みです。
来週は量産に向けた取り組みになると思います。

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不謹慎ではありますが、物品の購入や物流など、チャンスが到来してるんです。

改めまして、再三の遅延が伴いました事、誠に申し訳ございません。
もう、間もなく量産開始です。
進捗があり次第、メッセージ差し上げます。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。

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