【電子煙管】今週のご報告について 09/13~09/17
沼田茶舗 電子タバコ店の沼田です。
ご支援、誠にありがとうございました。
返礼品のお届けが遅れてしまいました事、重ねてお詫び申し上げます。
最近、欲しいというお問合せが増えてまいりました。
パーツはそろっていますが、残念なお知らせもあります。
■基盤のお話
試作が到着、検査しました。
ダメでした。きつい状況です。
この検査結果をもって製造委託先と話を詰めたのですが、デシタル出力のはずが、納品された電子チップがアナログ出力になっていたそうです。
デシタル出力:スイッチon/offで、0 or 1
アナログ出力:スイッチの信号数値で0~1と変動
ざっくりした説明ですが、吸い方の強弱で3.3V~3.8Vと変動する、良いような悪いような仕様です。まともに計測できませんでした。
つまり、試作は没です!
遅延確定です。
大変、申し訳ございません。
■メッキのお話
こちらの続きです。
火皿組立の、筒側挿入部分が、数ミクロンの厚みで入らない、という組立の問題に直面しました。
ミクロン【(フランス)micron】
メートル法の長さの単位。1ミクロンは1000分の1ミリで、1マイクロメートル。記号μ
そのクリアランス調整、当店にて加工です。
一応、お茶屋さんなので、そういった工具はありません。
削り作業用の台座を設計しました。
可笑しな形状に見えますが、
・火皿パーツを載せたときの安定性
(削るところの削りやすさ)
・火皿パーツにやすりを当てたときの固定感
(押す、引っ張る動作で素材が動かない)
を考慮、試行錯誤をすると、このような形状になります。
実は、あえて不安定にしています。
削りはミクロン単位、余計な力を掛けたとき、削りすぎないように逃げられる工夫です。
もちろん、やすりコテも設計
設計するとき、
・どう持つか(指の位置、指圧)
・どう動くか(摩擦の方向と、指圧が耐えられるか)
・どこと干渉するか(削りたいところ以外、削らない)
を念頭においたら、このような形状になりました。
親指・人差し指・中指が、どこにあるか、想像できますね。
そして、実際に使ってみます。
数ミクロンを紙やすりで削りました。(粗目で2000→4000)
削りすぎない、も大事です。
左:未加工
右:加工済
表に出ない部分ですが、こういった作業、当店にて行っております。
そういう意味でメッキ加工、研磨、そして組立が日本製です。
本来、今頃組立のために、この作業に没頭中だったはずですが、無念しかありません。
長さが伸びた都合で、模様もすこしバージョンアップしています。
こちらは試作中、お楽しみにです。
改めまして、再三の遅延が伴いました事、誠に申し訳ございません。
前回の安全面は、短絡したときの挙動が問題でした。
今回は出力面の調整、要電子チップの改善となります。
後日、改めましてご支援頂いた方々にメッセージをお送りします。
面目次第もございません。