見出し画像

飲食店と病院の共通点

こんにちは、Sonnyです。

今回は、飲食店と病院には共通点がある、というお話です。この話題を取り上げようと思ったのは、今現在、病院勤務していて感じる実態と学生時代に飲食店でバイトしていて感じた実態に類似する点があるというところに起因します。

タイトル的にはちょっとふざけた感じに聞こえるかもしれませんが、これまで問題視されてきた医療費の問題にもつながる話でもあり、みなさんと共有して考えていかなければいけない問題だと思っています。


♦︎共通点は天気で混み具合が変わること

まずは結論ですが、飲食店と病院の共通点は、天気で混み具合が変わることです。雨や風が強い日に飲食店が空くのはよくある話かと思いますが、病院も似たような挙動を示住んですね。

ぼくが勤めている病院のシステムは、外来受診は非予約制、自分が所属するリハビリは予約制です。悪天候の日は、非予約制の方が来院するが減るイメージですが、予約制であってもキャンセルの電話が鳴る傾向になるので、非予約・予約ともに来院数は減ります。

この記事で言いたいことは、来院数が減ったから病院の売り上げが減ってしまう、という話ではありません。これはあくまでの日本全体としての医療費の問題と現場の人的リソースの問題につながります。

♦︎悪天候で来る・来ないの違いについて

悪天候で病院に来ない人を今回はあえてざっくり2つのパターンに分けてみます。

  • 転倒などの危険を伴う人

  • 病態的に軽症であり、普段は時間があるからという理由で通院している人

雨で傘を差さなければいけない、風が強いときに屋外で歩くと転倒につながるような方がいます。このような状態の方はタクシーや家族に送ってもらう場合は別にして、通院することで逆に怪我の危険性が高まるので、むしろ通院しない方がいいです。

それよりも問題になるが、生活には全く問題がなく仕事もしなていない、ただ時間があるというだけできている方々です。このような方々が天気がわくるなると病院には来ない傾向にあります。

♦︎現場の人的リソースがかなり奪われる

今回考えたいのは、先に触れた2番目に挙げた、時間があるから病院にきている方々についてです。この方々に悪意はないとは思うのですが、病院に通院する方がいるということが、受付や検査への移動、機器の設置や片付けなどの作業に人的なリソースが割かれることになります。

ただでさえ、DXが追いついていない医療業界・病院内に人的リソースが割かれると結果的にみなさんを待たせることにもあるし、スタッフサイドも忙しすぎて人が辞めてしまい人材が定着しないことにもつながります。人が辞めると求人をし、新入職員の方に業務を指導するというコストが発生し、しかもその人がすぐ辞めてしまえばまた同じことに繰り返し。

病院としての存在意義は高いです。通院して改善し、社会復帰したり趣味活動に復帰してQOLが高まることも多い。しかし、人口動態が変化し、しばらくはこの形で推移していくことが決定している現在、医療や健康についての考え方を変えていく必要があると感じます。

この危機感をもとに、自分の行動をして、超微力でも日本の医療費削減に貢献する取り組みを進めていきたい思います。

いいなと思ったら応援しよう!