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北関東へ。お台場大観覧車のカゴに会い行くの巻

0.始まりは君の(雨)空

 こんばんちは!今日もお疲れ様です。
 イブン・バットゥータとか松尾芭蕉だとか、人類史に自らの紀行の記録を残すのが若い頃の大言壮語的な夢であったりもしたのですが、とっくの遠い昔にそんなモヤったとした志は霧散してしまっております。このまま何かにチャレンジするでもなく、東奔西走七転八倒物見遊山しているだけでもよかったのですが、n回目の正直で、書き物を始めることに。といっても、写真にコメント(駄文)つけるだけというお手軽モードです。
 それでは、初回は雨だから遊園地に行こう(・・?)

1.なぜパレットタウン大観覧車のカゴが北関東へ?

 以下、下野新聞「SOON」ニュース23年5月23日WEB記事より。

藤和那須リゾート(那須町高久乙、岩本大二郎(いわもとだいじろう)社長)は23日までに、昨年8月末で営業を終了した東京・お台場の「パレットタウン大観覧車」からゴンドラ18基を引き取り、那須町高久乙の遊園地「那須ハイランドパーク」に設置した。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/741411

 1999年3月に開業し、長らくお台場のシンボルとなってきたパレットタウン大観覧車は、地区の再開発のため、2022年8月をもって営業終了しました。この観覧車に付いていたゴンドラ(つまりカゴ)。私メもそのままクラッシュされてしまうのは、何だか惜しい気がしていて、どこかに保存さ(れないかな~と他力本願であったのですが、そのままの形状が維持されて(ぺしゃんことかにならず)、引き取られたわけであります。
 目指すは、栃木県那須町の那須ハイランドパーク(通称:那須ハイ)へ、レッツラゴー!

在りし日のパレットタウン大観覧車

2.Go My Way to Nasu Highland Park!!

 どうも天気が悪そうで雨だから遊園地へ。お客さん少なそうだから、ゆっくり気兼ねなく、カゴたち(ゴンドラだとか、キャビンだとか、言い方がややこしいので「これよりカゴと呼称する」)のお写真を撮れるだろうという打算。そして着きましたぜ、山・谷・山越えて▲🚙那須ハイへ。午前9時開園ピッタリ(駐車料金1日1000円💸)。

(ソリチュード)レイン混じりの那須ハイランドパーク正面入り口。私メにクリエイティブパワーがあれば、ノベルゲームでも作り出すだろう…そんな雰囲気
入口右奥のプラタナスに寄り添う33号さん。グリーンだよ。
こちらもプラタナスに囲まれた60号さん。葉っぱがあれば直射日光から守られて、夏の日差しでも(多少は)ましになるのかもしれない。
訪問時、いきなり左横から入ってしまったので、発見が前後してしまったが、正面入り口前の階段上にも2台。そのうちの左側23号さん。
こちらも駐車場側の40号さん。

3.いざ入園!カゴ探しがここからはじまるよ

 公式ウェブサイトで、前売り券(入園のみ1600円💸)は購入済みなので、そのままゲートに進んだところ、チケットカウンターでスマホ画面見せて入園券引き換えて下さいとのこと。情弱。
 気を取り直して、Dream Land!Dream World!

入園すると公式キャラのウーピー&ナッピーがお出迎え。
こんな山奥の遊園地にもDXの波(?)は及んでおり、紙の園内マップ等無い。スマホでマップはダウンロードするか、上のようにパシャる必要がアリマス。

 ここで失態。紙のマップが無ければ、カゴたちを発見したところで、マッピングができないじゃないの。スマホの画像にポチポチできなくもないが、何かやりずら。とりあえず探すだけ探して、あとは自分の記憶力トレーニングを兼ねて覚えこむ作戦に(作戦というか成り行き)。

正面階段降りて、タウンセンターの22号機さん。
1999.3.19 - 2022.8.31の文字。一時期、世界一の記録を誇ったGiant Wheelの片割れがここにある。
「カルーセル」世界最大級38mの2層式メリーゴーランド。写真ド下手でいまいちわかりずらくて申し訳ないのだが、こんなメリゴー見たことないぜ。さすがに、ぼっちで夢見るおじさんを自認している私メでも乗るのはやめといた(ぜひ読者の皆さまは乗ってみて頂きたい)。
カルーセルパークからギャラクシー&スタープラザへ向かう、那須のレインボーブリッジ的なやつから沢に目を移すと、おや、はぐれメタルならぬ、はぐれ観覧車の発見です。あとで行きます。
水の迷路スプラッター(行った日は休み)入口向かいの38号さん。この子も扉がら空き。閉めるようにとの注意書きはあるものの、お客さん開けたままそのまま出ちゃうのかもしれない。まあ現役時代は、扉はお客さんじゃなくて係の人が開け閉めしてたなぁなんて思い出していた。

4.ジャイアントホイール VS ジャイアントホイール(の片割れ×2)

 園内時計回りで探す作戦で、途中ジェットコースター銀座(5種類もあります)やら、ロックンロールな雰囲気のエリアには、カゴたちは見当たらず。トロピカーナパークへたどり着く。

レストラン トロピカーナ前の24号さん。カゴに揺られてトロピカル気分(にはならんかw)。カゴの中は飲食禁止です。
こちらは28号さん。それにしても、トロピカーナのメニュー、後から見たけど「マンガ肉¥3,000」ってWhat?
35号さんと61号さん。那須ハイの大観覧車との邂逅。"まわれ まわ~れ 観覧車  もう決して止まらない🎵" カゴ先輩デュオによるLA・LA・LA LOVE SONG ver.Giant Wheel 歌唱など妄想していた。

 雲間にまわる観覧車に乗るのも、たいていの方はやらないと思う(パスないので追加料金600円💸)のだが、観覧車同好会を名乗る以上、回っているなら乗るまでよ!(やってるか心配だったので、一応係の方に「やってますか?」って確認)
 係の方に「ありがとうございました」と告げて、雲間の観覧車搭乗を終える。一つ一つのカゴの窓、曇らないように拭いていたのが印象に残る。こんな天気良くない日でも、来るかもしれない乗客のために働いていらっしゃることに感慨を覚えた。天気も快方に向かっていたので、きっと午後にはたくさん乗客もやってきて、係の方が窓を拭いた甲斐もあったかもしれない。

全高50m、直径45m。ゴンドラ最高部の標高が643mの那須ハイの大観覧車。フルーツ模様。
ソリチュードレインin那須「お台場は、きっと、晴れてても見えませんね。先輩」
カゴ先輩デュオを上から眺める。雨すご。

5.カゴ4姉妹とはぐれ観覧車

 写真だけ貼ってお手軽レポにするつもりが、駄文を書き連ねていたら、結構な長さになってしまった。読んで頂いている方へは感謝申し上げます(流し読みでもありがとうございます)。
 そろそろ、本稿も佳境であります。カゴ4姉妹とはぐれ観覧車(?)。

おみやげショップ前のカゴ4姉妹(左から26号、39号、25号、37号)。QU4RTZコスした4人がきゃわいくカゴから出てくるなんて、そんなシチュに遭遇したいものである…
わくわくスタジアム左横にも、おやカゴ影が…
晴れていれば、「木漏れ日を浴びているカゴ」32号さん。
こちらがはぐれ観覧車純情派な36号さん。
いかがでございましょうか?久しぶりのカゴからの眺めは。
”ウェルカム アボード オダイバ ジャイアント ホイール!!"(うろ覚え)

6.GIANT WHEEL Don't forget!

 こうして、ただひたすらに那須ハイ園内を、カゴ!カゴはどこじゃと叫びたくなる欲求は抑えて、外面はアマチュア遊園地研究家のフリをして、(ほぼほぼ)カゴたちの探索を行うという当初の目的を達成することができた。
 過酷なお台場の風雨に耐え抜いたカゴたちであるからして、灼熱の夏の暑さは言わずもがな(まあ中に入ろうという人がいるかは別だが)、冬の寒さにもきっと耐え忍び(冬間は休園。まさに冬眠だな)、末永く入園者の方々に、安らぎと思い出とを、カゴたちは与えてくれるだろうと、お台場のGIANTWHEELを愛した一人として祈っております。
 まあ、1台くらい、またパレットタウン跡の開発が終わったら、里帰りしてもろて、メモリアル大観覧車スポットなんてできたらいいなという妄想をおもらしして、本稿を終えます。ありがとうございました。

那須ハイランド管理事務所前の十字路の42号さん。別荘地に唐突に現れるカゴ、もうこれは現代アートと言っても過言ではない(過言です)。那須ハイの駐車場入り口から東へ2.6キロ(車なら3分ぐらい)。
お向かいの20号さん。那須ハイ園内16基+ココの2基で18基だから下野新聞さんの記事の数とは一応一致。今回入れなかったオフィシャルホテル側にもある可能性は捨てきれないが。
とても見づらくて申し訳ない限りですが、Webからプリントした園内マップに、カゴたちの生息場所をプロットしてみました。Search for カーゴする機会がございましたら参考にして下さい。