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映画 フルーツバスケットprelude 初見感想

映画見て開始5分から2時間永遠に泣き続けて意味わからなかった……語ります。
私の倫理観とか道徳って大きく分けて何個かの作品によって構築されてて、その一つがフルーツバスケットで。(妖アパ、るろ剣、十二国記、彩雲国物語を主体として)
どうしても私とフルバを切り離すことはできない人生を歩んできたわけですが1番初めにフルバを読んだのは小学校2年?4年生だったかな?
夾君の言った「幻滅だ」という言葉も分からずに辞書で引いた記憶が新しいです。(意味はわかったけど透が絶望してる理由は理解できなかった)
作品を通して描かれる絆と縛りの話をちゃんと理解したのは多分中学生になってからで、それまではあり得ないことに多分ラブコメ的な感じで読んでて、夾君と透の恋愛のキャラ読みみたいなことしてて……
で、そんなこんなで透とか今日子さんの年齢を越して、勝也の年齢が近づいてきた今、また視点が変わってることに驚きました。
今まで理解できなかった大人達の行動がどんどん理解出来るようになってきて怖い。
年齢を重ねるごとに経験や後悔も重なって、フルーツバスケットを読むたびに同じような後悔を抱えながら生きてる彼らに励まされるし、明日を生きる糧になる気がします。
正しい絆と、呪いに変わってしまった絆を見るたびに、改めて人との繋がりを考えさせられるし、周りの人を大切にしようって思わせてくれるフルバは本当に大切な教科書です。
私は透君みたいに強くもないし優しくもないので無償の愛を無限に撒き散らすことは出来ないけど、それでも肯定してくれるような気がする透君みたいな人間に憧れるし、万が一にも将来結婚したとしたら今日子さんみたいな母親になりたいなって思いますね
自我って他人との意識の中にしか存在出来ないと思ってて、だからこそ人間は人間の関わりの中で生きることをやめられないし、諦められないんですよね
他人の中で生きる私はその人によって違うし、それでも透みたいに万人が救われるような人間性でいることってやっぱり二次元だから出来ることで、でも、そんなでもやっぱり憧れて手を伸ばし続けることに意味があると思うから永遠に憧れます。
もう私より年下の女の子だけど、いつまでも私にとってはお姉ちゃんで、隣で手を繋いで歩いてくれる道標みたいな女の子で。
それぞれが自分の人生を、自分として生きている彼らや彼女らの行先の幸せをどうしても願わずにはいられない作品で、優しいだけの物語ではないので本当に愛せるし大好き。
愛し愛されることって簡単なことじゃないよなって。だからこそ私は私を好いてくれる人を大切にしたいし、私が好きな人も大切にしたいなって思う
本当にこの物語が好き。
両親から子への愛、子から両親への愛、血の繋がらない者同士の愛から逆も然り。両親から子への憎しみや子から両親への恨み、そんなものを巻き込んだ世界はややこしくて、たまに疲れるし他人との関わりを絶ってしまいたくなることなんて数えられないくらいあるけど全部まとめていつか幸せだったって死ねるような自分だけの人生が歩めたらいいなって本当に思わされる。
なんて言うんだろう 幸せになるための努力を諦めることのない物語って言ったらいいのかな、本当に私にとって永遠に大切な物語。自我を持って、芯を持って選択をしていきたいなって思える物語。
人の生きる世界って汚いものもたくさんあって、人間の醜い部分もありえないくらい見えてしまうし、SNSとかでもそんな醜悪にあてられやすい現代だけど、そんな泥沼みたいな中でも自分の正解を見つけるために生きたいなって思います
フルバを読むといつも小さい自分が語りかけてきて目指すところを間違えないための道標になってます。本当にありがとうございます。
ほんとに好きです。大好きです。是非皆さんも読んでください


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