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絶対許さねえの気持ち

※このnoteは2021年7月末に書いたものの、BTTMに夢中になる界隈の空気に流されて日和ってしまい結局upしなかった記事になります。
※現在(2024年5月)、とうとう八木勇征が鈴木おさむ脚本映画に単独主演ということで恨みが真骨頂に達したのでアップしました。山下健二郎を推して八王子ゾンビーズを観てから始まったこの6年間の全てを込めて。

以下、2021年の文です↓

FANTASTICS from EXILE TRIBEを追う上で思ったことを吐き出しています。今回はあくまでfam向け内輪向けって感じです。ファンタへの不満ではなく、「ファンタをプロデュースする人々」へのちくちく言葉がたくさん出るよ。


とりあえず、BTTMお疲れ様でした。そしてごめんなさい、私はこの舞台が終わって心底ホッとしています。春先の公演を配信で見た時、もう二度と再演してほしくないと心の底から思ったからです。(直前までやってたファンファンがあんま面白くなかったので、当然と言えば当然ですが。何あの番組)


事務所と、恐らく脚本を担当したであろう鈴木おさむ氏は一体何をしたかったのでしょうか。

子どものせいで母親が自由に生きられないという呪縛?あなたが生まれたから仕事を諦めた、と子どもに向かって本心を曝け出すことの大切さ?きっとそんなネガティブなテーマを織り込んだわけではないのでしょう。
しかし、私からすれば、無責任に家庭を作ったくせに子ども(勇征くん)に人生を奪われたと周りを振り回す、どこまでも滑稽な大人の話にしか思えませんでした。ましてや、それを本名のまま演じさせる。まだ役者経験の浅いファンタを使って、なぜそんな危険なことができたのでしょうか。

勇征くんの出生場所がとしまえんだかひらパーだかどこかしらの遊園地でしたが、これが全く面白くない。全く笑えない。
あ〜この人たちは本当に無計画で生きてんだなあ〜妊娠末期にメリーゴーランド乗ることが出来ちゃうぐらい考えなしで生きてきたんだな〜脚本書いたひと妊婦のことも母親の心もなーんも考えてないのかな〜と、登場人物に対しても脚本家に対しても信用を無くす場面でした(まあそういう意味ではとても重要な場面でしたが)
出産の痛みや生々しさをお笑いに変換したかったのか分かりませんが、とにかくコミカルなものとして描きたかったのでしょう。ありえんぐらいクソ寒かったです。

まあ察するに「歳を重ねたって離婚を選んでもいい!だって自分の人生なんだから!キラキラ」だとかなんとかかんとか、とにかく前向きなメッセージを伝えたかったのだろうなとは思います。ただし、そこに至るまでの過程に何の面白みも深みも感じられないので何も伝わってはきませんでした。見る虚無でした。
結末に至るまでが、余計なコントと掘り下げきれていない家庭問題に関する描写で散々で、「これ、勇征くんの誕生日にもすんの?嫌だなあ...勇征くんメンタル大丈夫かな...」と心配になるばかりでした。きっとその辺も、制作陣はなーんも考えてないのでしょうね。famがタンバリン鳴らして喜んでりゃ、事務所としてはそれでオールオッケーなのでしょうね。

正直、ファンタ本人達の歌やダンスでカバーしきれない「臭さ」があって、本人達が出ていても追いかける気にはなれませんでした。
むしろ、彼らの全身全霊の頑張りがこんなお粗末な脚本に向かっているのが許せなかった。例えメンバー同士の和気藹々とした姿や、パフォーマンスの楽しさがあっても、あの虚無の2時間を過ごすと思うと反吐が出る。
あれを舞台だと私は認めたくない。


同じ思いを、ファンタの2019年初単独ホールツアーのドラマパートでも抱きました。あの時にまだ一周忌を迎えて間もない翔太くんをあんな形で取り上げたこと、本当に一生許したくないです。

BTTMにも2019年のドラマパートにも共通して指摘したいのは、生身の人間が傷つくリスクを考えていない無神経さがあるということ。

あのBTTMの客席には、実際に母親として生きてきた人や、子ども時代に両親の離婚を経験してきた人もいたでしょう。翔太くんには遺族の方がいるし、関わりを持っている人が今も生きているでしょう。
生きている人がいる限り、傷つく人は絶対にいます。たとえどうしても避けられない場合があるとしても「仕方ない」「万人受けする作品はない」と甘んじるのではなく、氏にはそれを想像する努力をしてほしかった。それが脚本家の仕事でしょう。仕事であってほしいよ。
創作する者が「傷つく人がいること」に目を向けない何かをお出ししていて、本当にいいのでしょうか。


特に、亡くなった人を直接的に連想させる行為は、「他人に踏み込みすぎる」という一種の暴力性を孕んでいるのではないかと私は思います。
メンバーに対してもそうで、彼らが泣きながら曝け出してくれたあの演技は、本当に私たち"ファン"が目にしていいものだったのだろうか、って今でも考えてしまう。これは、彼らが了承したからいいだろうという話ではありません。了承させてはいけなかったのだと今でも思います。彼らがちゃんと互いの間で、もしくは彼らの周りの人との間でケアしておくべき気持ちだったのではないでしょうか。
それとも傷つけてでも踏み込んででも、取り上げるべき内容だと思ったのでしょうか?
まあ今となってはもう過ぎてしまったことですが...

一応書きますが、決して「舞台をするな」「演じるな」と言いたいのではありません。


やるなら、きちんと徹底した脚本と演出をしてもらいたい。

若いファンタとfam層へ向けた価値観、未来の話をしてほしい。

私が事務所に望むのはこれらのことです。

事務所及び鈴木おさむ氏の問題は、これまでも多くの方が指摘していますが、「鈴木おさむ」という名前を出さなくなるだけで仕事はさせるのが余計腹立たしいところです。鈴乃音だの青葉大地だのコソコソと名義を変えて活動するのは、一脚本家としての責任を負う気がないとお見受けしますが?そのような認識で受け取らせていただいてよろしいのでしょうか?
どれだけ見せかけの姿を変えたところで客席へと漂ってくる臭さに変わりはないのですから、やるなら正々堂々としてほしいものです。

ドラマパートも、マネキンナイトフィーバーも(これ本当やり直して欲しい)、ファンファンも、追いかけるのがキツいったらなかった。ファンタから何か発表があるたびに「また鈴木おさむかなあ...」「彼らが頑張っても、脚本がどうせつまんないんだろな」と諦めるようになってしまった。推しの仕事を楽しめなくなるのは、とても辛いです。

BTTM2では、キャプテンの黎弥くんが大変な中みんなを支えたくれたことでしょう。初主演の勇征くんが一生懸命演じきったのも、色々なレポから伝わります。みんなでいいパフォーマンスを作り上げようと、一丸となってやってきたのも分かります。そうやってどんなことにも無我夢中に走れるファンタだからこそ、土台となる企画や脚本は確かであってほしいと願ってしまうのです。 


ここまでつらつらと書いてきましたが、「そんなに嫌なら見るな」と思う方もいるでしょう。もちろん、私たちはfamであり消費者なので、自分が何を消費するか選ぶ自由があります。

しかし臭い物に蓋をするという選択によって、状況が変わることはありません。後々になってあの時言えばよかった、としょうもない後悔をするくらいなら、気が済むまでバチくそにキレ散らかしていた方が断然マシだと私は思います。

あくまでも、ファンタ本人達や舞台を鑑賞したfamを誹謗中傷する気は一切ありません。どうか彼らに相応しい、活躍の場がありますように。
2021.7


そして2024年5月14日現在。
鈴木おさむが引退とすると聞いてからも、まだ何か隠し持ってるんじゃなかろうかと疑っていたら本当にクソ迷惑な置き土産をされました。
よりによって初の、単独主演を、おさむ脚本に捧げることになった八木勇征。
3年前に記事を出してたら、もっと抗議の声をあげていたら。と何度も考えました。
でももう、今は見届けるしかありません。
主演おめでとう!





おめでとう…!?
言いたかったよ心から、おめでとうって喜びたかったよ!!!
でも「鈴木おさむ」って時点でもう無理なんだよ
だって八王子ゾンビーズも、F9のコントも、マネキンナイトフィーバーも、BTTM123も全部全部、
どこが面白いんですか!?!?
私がおかしいんですか!?!?
ファンは作品の倫理観おかしくても、キャラ萌え推し萌えだけで作品見て手叩いて喜ぶって馬鹿にされて悔しくないんですか!?
私は悔しいよ!!
例え今が下積み時代だとしても、八木さんの頑張りがこんな焼き直しクソ脚本に向かわざるを得なかったのが心底悔しいよ!!
私たちがもっとまともだったら、私たちが本気で声をあげていたら、推しの人気に流されずちゃんと作品を批判していたら…

と、怒りがないまぜになってしんどいですが、つまらない作品には「面白い作品との見分けがつきやすくなる」という役割があると思うので、もう勉学のつもりで観に行きます。
でも金落とすの嫌だからポイントとかで見れねえかな…あーあ…
てか2021年の私、優しすぎない?
すごい優しい…やんわり言葉選んでさ…
もうそんな余裕ないよ今は、ほんと助けてください。

最後に一つ。
今回の単独主演はおめでたい抜擢なんかじゃありません。
氏が、事務所が八木さんを活用してるだけです。
ほんと、どの層が喜んでるんですかねこの企画。
私滅多に映画見てる途中に帰ろうと思うことはないんですけど、八王子ゾンビーズだけは何回も出入り口を確認しました。
今喜んでる方々、八王子ゾンビーズを観なさい。
それでもこの映画を喜べるならもういいです。
地獄に落ちなさい。

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