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【活動報告⑧】アカデミックなプレゼンなんて全く分からない…という人へ

こんにちは!サポートデスク院生スタッフです。

活動報告④では「卒論講座(応援編)」について紹介しましたが、今回は、「アカデミックなプレゼンってどのように発表すればいいの!?」といった人向けに行う「④プレゼン勉強会」について詳しくご案内します。

アカデミックなプレゼンを設計する上での基本をまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!


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①企業とアカデミックな場面でのプレゼンの違い


プレゼンテーション(以下、プレゼン)といえばどのような光景を想像しますか?

多くの人は、TEDでの発表やAppleの新商品発表会など、華やかな場面を想像すると思います。聴き手を引き込む情緒的な話し方や印象的な例え話など、話し手の演出に聴き手は魅了されます。

このようなプレゼンは非常に魅力的でワクワクしますが、アカデミックの世界では好まれない場合もあります。

最も大きな違いは 「発表の”型”が明確に決まっているかどうか」 です。

企業でのプレゼンには明確な”型”が決まっていない一方で、アカデミックでは領域ごとに発表の型が決まっています。

例えば、「背景→目的→方法→結果・考察→まとめ」といった型が理系のプレゼンではよく用いられます。

さらに、”型”の有無の他にも、企業とアカデミックのプレゼンでは以下のような特徴があります。

図1

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②なぜプレゼン方法に違いが生まれるのか?


それでは、一体なぜそのような違いが必要とされるのでしょうか。その理由は、それぞれのプレゼンの目的が異なるからです。

具体的には、企業でのプレゼンの目的は「聴き手を説得して、聴き手に行動してもらう」ことです。一方で、アカデミックな場でのプレゼンの目的は「聴き手に正確な情報を伝える」ことです。

企業では、聴き手を説得するために、聴き手が興味を持つ内容を重点的に話し、聴き手の反応を見て興味がなさそうな内容は省略したりすることもあります。時には、聴き手に行動してもらうために気持ちのこもった話し方をすることもあります。

一方で、アカデミックでは「正確な情報を伝える」ことが目的であるため、内容を理解しやすいとされる発表の”型”に沿って発表することが一般的です。また、情報を正確に伝えるために、資料に書いた内容を淡々と発表する話し方がアカデミックな場面では好まれます。

このようなプレゼンの目的の違いによって、企業とアカデミックでプレゼン方法に違いが生じます。

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③これからアカデミックの世界に飛び込む学生に我々サポートデスクができること


ここまで、企業とアカデミックなプレゼンの違いと、なぜその違いが生じるのか解説してきました。

しかし、実際に学生がアカデミックのプレゼンを設計し発表するとき、「どうやってプレゼン内容を設計したらいいの?」、「プレゼンは緊張するし嫌だな」と思う学生が少なからずいると思います。

そこでサポートデスクで企画したのが、卒業発表を控えた4年生向けの卒論講座 応援編の一環としての「プレゼン勉強会」です!

プレゼンの回は、10/7(金)に開講予定ですので、4年生だけでなくプレゼンに少しでも不安を抱えている方は、講習会ページから「プレゼン勉強会」を予約してみてください!

講座では、プレゼンを行う上で企業とアカデミックで共通する部分と異なる部分を解説したのちに、アカデミックのプレゼンの設計、発表において大事なことを、大学院生スタッフの体験談を交えてお伝えします。

質疑応答の時間もあるので、プレゼンのお悩みを気軽に質問してくださいね。皆さんのプレゼンに対する不安を大学院生スタッフが解決します!

今後も、プレゼン勉強会を企画しています。今回参加できなかった人も見逃さずにお待ちください!

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