夢の続き
【短編】"電車小説" 「夢の続き」
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聞こえてくる...
窓を閉め切っていたって想像がつく
歪なまるい金属が転がり
敷かれた一本の金属に擦れる不協和音
巨大な鉄箱が風を切りさく轟音
敷き詰められた砂利が互いに当たる地響き音
そろそろか...。
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目覚めると雨は止んでいた
雲ひとつない青空は
今朝の私の心のように晴れていた
だって、やっと再会できたんだ。
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覚えているのはごく一部...
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真っ黒な長髪を後ろでひとつに束ね
目はキリっと切れ長、
身なりの整った若い男性"シャーリン"
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唇の上にひとつ
顎にひとつ
そして頬にひとつ小さなホクロ
真っ白な肌と艶のある髪、
お花に囲まれた美人な女性"レイラ"
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シャーリンからレイラへ
お花を一輪プレゼント
真っ赤で
情熱と気品を兼ね揃えた珍しいそのお花は
愛と切なさに溢れていた。
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前に見た夢の中では
仲睦まじく見えたふたり
今回はなんだかすこし緊張感があった
ただ愛に溢れていた
前の夢で私に
なにかを必死に伝えようとしてくれていたように
今回はシャーリンからレイラへ想いを伝えている
そんな光景だった。
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また夢の中で会いたい。
END
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西野亮廣さんのvoicy記事👇
https://voicy.jp/channel/941/79733
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