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Nの追憶……
※注意※
この記事では、ガチの害獣のネズミのことを話しています。生々しい駆除のことも出ます。苦手な方はすぐにお戻りください。
私は最近、自分のX(=旧ツイッター)を開いていません。でも少し手持無沙汰のときに、ランダムでネットサーフィンすることはあるので、話題になったポスト(=旧ツイート)をネット記事で知ることはあります。
そういう感じで知った、この書き込み。
すんごく同情してしまいました……。
どうも家にネズミが出没してるみたいなので試しにデスモア置いてみたんですけど、一晩でごっそり減ってたから怖くて泣いちゃった pic.twitter.com/8Tle4y1Fpt
— tera(西)™ (@DoyonoJun) June 6, 2024
デスモア……ネズミを駆除するエサですね。
実物を見たことないですが……どう少なく見積もっても、6割以上は減っていそう……確実にいる😱
その恐怖は少しだけ想像できます。
1人暮らしをする中で、実は私は1度だけ、家でネズミに遭遇したことがあるのです。
忘れもしない、最初に暮らしたマンションです。
(今までに3回引っ越しています)
確か11階か12階建てで、その8階の部屋でした。
大学在中から卒業後の数年間、そこで暮らしていました。オートロックが付いていて、部屋は少し狭いけれど、ベランダもある1LDKの洋室。若かりし私はなかなか気に入っておりました。
(……あれから10年以上も経ったとは。ホロリ)
ただ、そこは1つだけ難点があったのです。
少し記憶がおぼろげですが、おそらく要介護の高齢者が何人も住んでいて、1階にも、そんな方をケアする施設が入っていました。たぶん塩分控えめとか、一人一人に合った食事を用意したり、世話をしていたようです。
そういう場所はもちろん必要だと思うし、理解したいのですが……時折エレベーターで乗り合わせる利用者の方が……たぶん毎日入浴していなくて(自分だけでは入れないのか)体臭が濃かったのですね。
エレベーターにも直接、匂いが付いたり……。
まぁ当時の私は、気になるって程度で、案外フツーに受け入れていました。エレベーターに乗っているときだけ気にしていたって感じです。じゃなきゃ、何年も住めませんね(笑)。
ただ、おそらくそのマンションのシステムのせいで、不衛生になり、ヤツに遭遇したのだなぁ……今更悟る。
そのマンションに住んでいた、いつ頃のことかは覚えていませんが、本当に唐突に、ヤツは現れました。
そう言えば、季節は夏でした。
私は部屋で寛いでいました。
昼からバイトを控えていました。
ふと台所の方で、トトトッと物音がしたのです。
気のせいかと思いつつ、電気の付いていない台所を、慎重に観察してみました。
ま た 聞 こ え ま し た 。(トトトッ)
おかしいとは思いつつ、台所の電気が遠かったため、ひたすら目を凝らす私。まだ明確に恐怖を察知できずにいました
が。
(トタタタタ……!)
「……、~~~~~っ!!!!」
私の存在に気づいたらしいヤツが、走りだす気配で、私は完全に奴の存在を認識しました。
暗闇で動く、通称N!
私の頭の中は、真っ白!
当時の私は、Nの退治法なんて調べたこともなかったです。しかも、バイトを控えていたので、泣く泣くヤツを生かしたまま出かけました。パニックのまま、部屋とかトイレの扉を閉めるのだけ死守しました。
ちなみにバイト先でネズミが出たと言ったら「え、夢の国に住んでるあの?」とか「ペットにしたらええやん」などと冗談のつもりっぽいことを言われた記憶があります。チミ達、面白くないのだよ。ちーん。
ただ、退治に関しては、なんとかなりました。
私が帰宅すると、物音がしなくて……探してみた結果、Nは浴槽の中に閉じ込められていました(浴室の扉は閉め忘れていた?)。
おそらくお風呂の栓をつたって登り、入れはしたけれど、出られなかったのでしょう。浴槽はツルツルしていますから。
鼠の駆除には水桶で溺死させる方法があるそうですが、当時の私にはできませんでした。その代わり放置して(というか触ることができなくて)、そのまま餓死してもらいました。
夏だったから、熱中症の方だったかもしれません。
一思いに殺せなかった分、逆に残酷なことをしてしまいました。でも、またNを駆除することがあったとして、覚悟を決める自信がないです。願わくは、もう二度と、私の元に現れませんように……。
それにしても、よく覚えていたよなぁ、私。
ネズミ出現なんて、レアとは言え。
当時のこと、かなり詳しく思い出した気がします。
あの頃と比べて、私はどれだけ成長したのか?
さすがに年相応の進歩はしていたいけれど……。
何がって問われると、答えられなくて困る(笑)。
トップ画像は、はたらくたぬきちさんからお借りしました。マーモットの叫び……Nに遭遇したときの私の心境と重なるような気がします。なんだか絶望しているかのような表情がグッときました(笑)。