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さっき『ゲゲゲの鬼太郎』を観て……

 私には以前に、わりと長期間noteで連載して、休止している拙作がある。

 長年使いこんだ物に宿るという付喪神をモチーフに、さらに若い物にはモガミさんという赤ちゃんの付喪神が宿っているという設定で、モガミさんのケアフォロー&販売を生業とする『ツクモリ屋』の話だ。

 決して、休止を忘れているわけではないのですが、なかなか再開に至っていない。単純な再会ではなく、外伝にすることも考えたりするけれど、なかなか手を付けられない……という言い訳、ごにょごにょ。


 とにかく、私が言いたいのは、このような作品を創作するくらい、付喪神のことは信頼しているって話。それなりに使いこんだ物を捨てる時は「ごめんね・ありがとう」は心の中で唱えるくらいには礼儀は尽くす。

 ちなみに、言霊の力というのも信じている。
 私の心の形を作っているのは、言葉だから。


 なぜこんな話をするのかと言うと、先程ね、サブスクでアニメを観ていて、琴線を掻き鳴らされたのです……。
 かなり目がウルってなりました……。
 お察しの通り『ゲゲゲの鬼太郎』ですね。全部で97話あるので、全然コンプリートしていません。

 そうだよね、日本の妖怪をテーマにしているのだから、付喪神のことだって出すよね……ありがとう(涙目)。

 化け草履が、とにかく意地らしくて可愛い
 だいぶ古い子なのに、まるで幸薄だけれど元気な子犬のようで……。私、草履を可愛いと思ったの、初めてです。豊臣秀吉が胸元で温めた草履にも、可愛いとかはちょっと思えませんでしたのに……。

 草履だけではなくて、他の付喪神の言い分も刺さることがいっぱい!

 これが水木先生の遺志を正しく汲み取っている話ならば、私は全力で推したいです。物は大切にしようね!!
 早く手放すときにも、どうかリスペクトを。


 物を大切できる人は、自分のことも大切にできるはず。
 結構、本気で思っています。

 だって、自分を大切にする人って、他を蔑ろにはしないイメージがあります。旬で言えば、大谷翔平選手とかマジでそれ。


 そんなわけで、物を大切にした方が良いよと、強く思った私なのでした。



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