【詩】冬の音が聞こえてくる
寝坊をしてしまった私は
時計を見た途端に大きい独り言をする
「嘘だ」「なんでこうなったの?」
バタバタと身支度して未来へ駆ける
あいにくなことに お天気はゴキゲン斜め
なんだか良くない空気だと思いながら
カーディガンを羽織った体を翻えす
ポカスカと本日の仕事をこなして
へとへとになった仕業を追えずに
グダグダの心境に仕えて夢を見る
確かに聞こえたの
「嘘だ」「なんてこった」
ごうごうと低く硬く唸っていたの
貴方は誰ですかと問うて
「俺は将軍だ」と答えられて
それはサム