身体は空気を読まない
お風呂上がりにすっぽんぽんになる。
そんなときに、便意をもよおしたらまず何をすべきなのだろうか。
お風呂上がりに人は意外としなきゃいけないことが多い。
私の場合は体を拭き、服を着て、顔の保湿をし、髪を乾かす。
毎日のルーティーンではあるが、こう書き出してみると忙しいものである。
まさしくお風呂上がりに便意をもよおしたすっぽんぽんの私。
他の人はどうだか知らないが、便秘に悩む私はとにかくこのタイミングを逃したくない。
イメージはクレヨンしんちゃんのみさえを想像してもらうとわかりやすい。
みさえ同様、せっかくきた便意を絶対に逃したくはない。
絶対に今回は出してやろうと意気込むみさえ状態の私は、まず体を拭いて服を着た。
裸でいることは私の趣味ではない。
そのまま便器に駆け込み踏ん張りたい気持ちでいっぱいだ。
しかしそんな中、私が優先したことは我ながら意外であった。
なんと化粧水と乳液を手に取って顔に叩き込んだのである。
一番後回しにしても問題なさそうな保湿。
我ながら感心してしまった。
便意よりも、乾燥を恐れて化粧水を手に取った私、えらい。(えらいのか?)
その後、タオルを頭に巻いて無事便器に辿り着き、ようやく溜まってたものとさらばしてイキイキとトイレから出ることができたのである。
そもそもである、便意のタイミングがKYなのが問題である。
思い返してみると、私の便意タイミングは空気を読めないにも程がある。
あるときはオンライン会議の直前にもよおし、あるときは出かける直前の時間ない時にもよおす。
21年間も付き合ってきた私のお尻、そろそろ私の状況を見て出して欲しいものである。
と、少しお下品なお話を失礼。
そんなどうしようもない身体の愚痴をこぼす春の日の夜でした。