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国際宇宙会議IAC2024 参加レポート

国際宇宙会議IAC2024がイタリアの第二都市ミラノで開催されました。
これは世界最大規模の宇宙開発に関する学会ですが、
ネット上で日本語のIAC情報があまり見当たらなかったので、少し記録を残そうと思います.

日本から欧州へはロシア上空を迂回し、北極圏ルートで+3時間のようです。
ドイツ経由でミラノのLIN空港に到着し、10/13に現地入りしました。

IAC自体は10/14~18でしたが、前日から会場で受付できるので行っておきました。これはかなり正解でした。
当日はオープンニングセレモニーの1時間以上前に到着しましたが、
受付で長蛇の列!

受付待ち(参加証の入手)で長蛇の列です。

世界最大宇宙会議だけあってコンベンションセンター(MICO Convention Centre)も巨大です。

コンベンションセンターのエントランス

公式情報ではIPセッション(Interactive Presentation)発表者だけで2300人、全体参加者が11000人。
聞いた話ですが、TSも含めると3000~4000人越えの発表者が居るようです。
オープニングセレモニーは「Hello! Space People!」から始まりました。

オープニングセレモニーの様子

感動的な映像、IAFやイタリアの要人方からのスピーチ、宇宙関係の表彰、国際宇宙ステーションからのショートビデオレターなどvoボリュームの90分強でした。

IACは基調講演やテクニカルセッション(TS)、インタラクティブプレゼンテーション(IP)などで構成されており、以下リンク先の画像のようにかなり前から大まかなプログラムが公開されています。

ただし、巨大な学会のせいか詳細プログラムを予め把握することが困難で、
各自のセッション名も一週間前を切ってから公開されました。(運営母体にもよるかもしれません)
TSセッション内の題目は、アプリで確認できるようなのですが、このアプリがリリースされたのが学会の3日くらい前です。
したがって、事前に特定の人の発表を聴講するためのスケジューリングが困難です。
私はIPセッションの発表で、これは自分で発表時間帯を予約できるため、
少なくとも自分の発表日を中心にスケジュールをセッティングすることはできました。
TS発表者のかたは2ヶ月前くらい?に発表日と発表に使える時間が知らされるそうです。

ちなみに直前にダウンロードできるアプリもなかなか動作が重く、
私はTSセッションの題目や論文の内容まで確認する前にフリーズしてしまいました。(ホテルと2日目以降は動作しました)
ということで、各会場前に掲示された題目一覧を行脚して
なんとか、興味あるTSを巡れた感じです。
あと会場内のWiFiはパスワード不要で、非常に良好な通信でした!
初日の夜は盛大なWelcome Receptionでディナーを頂けます。

会場前に掲示される発表題目一覧


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