シュトーレン考察(試作)
はじめに。
今年は多くフルーツを漬け込みすぎた。
めっちゃシュトーレン作れるから、多めに作ってTwitterの相互フォロワーさんに食べてもらいたいな…。
来るかどうか、わかんないけど
募集かけてみっか…送料負担してもらう予定だから来ないだろうなって。
かる─────────い気持ちで募集かけました。
めっちゃ来ました()
5人以上来るなんて思ってなかったから、本人めっちゃ動揺してます。
それを知人に言うと
「普段からメシテロしているやつが、需要の自覚なくてどうする」と。
どうも、自身のメシテロは所詮忘備録
無自覚系メシテロ主婦です。
前振り長いね
そろそろ本題に入りましょう()
そして考察関連はとっても長いです、よろしくお願いします。
シュトーレン試作から経た、考察。
人に食べてもらうからこそ、一度試作しないといけない。
と、いうより約1年ぶりのシュトーレンづくりかつ
新規のラム酒漬けがあるため、考察がてら作っていきました。
シュトーレン参考レシピ
去年と同じレシピを使いましたが
改良しないといけないことが発覚しました()
ルムトプフの完成具合から戸惑った。
ルムトプフとは?
果実のラム酒漬け。
主にクリスマスシーズンに食べられるドイツの伝統的な保存食です。
その季節のフルーツをラム酒につけて、クリスマスシーズンに食べられるものでそのフルーツをシュトーレンに入れて食べる方法もあるそうです。
前回シュトーレンを作ったのは、2年越しに漬けていたラム酒漬けがあり
某アプリゲームでシュトーレンの存在を知ったことがきっかけで作ることを決めました。
パンはそれなりの種類を作ったことがありますが、シュトーレンみたいな中種法を使った発酵菓子を作ったことはありませんでした。
なので前回も戸惑いながら作ってました()
結果:美味しかったんで、今年もやります(単純
それで、もっと美味いのが食べたい!(単純
なので今年4月からルムトプフを漬けていきました。
アルコールの力ってスゲー。
※当時、考察垢は分けてなかったため本垢で()
今回使用したラム酒、ロンリコ
ラム酒といえば?マイヤーズラムがメジャーだったのですが
ルムトプフはアルコール度数が高いラム酒を使うため、フォロワーさんに教えてもらいました。
なんといってもアルコール度数70度越え。
興味本位で舐めたら、喉やりました。
至らないところで好奇心に負けました(1敗
さすがにロンリコだけでは足りなかったので、マイヤーズも足しました。
ロンリコ・マイヤーズ各二本。
個人的にここまで漬けたのは、梅酒以来です。
フルーツの内容
苺・マンゴー・ブルーベリー・レーズン・イチジク
苺以外はドライフルーツを使っていたため、めちゃくちゃラム酒を吸って膨れ上がり、最終的に浮いてしまった部分はラップで蓋してました()
そして、12月開封。
…したら?
すごいことになっていました。
苺とマンゴーの繊維がズタズタになってました()
つまり、長期間アルコールに漬けてたことによってちょっとの力で潰れるぐらい繊維が柔らかくなってました。
料理でも使われるアルコールの役割は
肉の臭みとり、繊維質を柔らかくするなどの役割があります。
フルーツも柔らかくすることができるのかな?
それか度数の高いアルコールの場合は柔らかくしすぎてしまうのか?
繊維質があまりない苺とマンゴーは生地に溶け込んでしまった…。
そして、シュトーレンに混ぜ込むときにラム酒の切り方が割るかったっぽくて、混ぜる時大変な思いをした。
アルコール度数強すぎるのも考えさせられるものだね…。
シュトーレン作り方見直し
まぁ作っている時に感じたのを、簡単にまとめてみる。
中種法の生地の状態
シュトーレン自体の水分量
成形法
順を追って、まとめてみる。
1.中種法の生地の状態
中種法はバターや卵など副材料をたくさん使ったものは、発酵疎外されて発酵しないので別の生地にして、あとから混ぜ込んでしまおう(個人的解釈)みたいな感じらしい。
そしてシュトーレンは長期保存向けの発酵菓子なので、生地全体の水分量が少ないらしい。
今回作ったシュトーレンの中種の水分量は1:1
しかも私は基本的に低脂肪牛乳使っていたため、水分量が他のシュトーレンの生地より多いっぽかった。
そう感じたのは、中種をホームベーカリーで捏ねてた時にべたつきが気になったという点です。
(前回は手ごねしたけど、めんどくさかったので機械に頼った)
※疑問に思ったからYouTubeで調べた。
両方中種の粉と水分の割合、粉のが多いんだよな…。
おそらくだけど、低脂肪牛乳だったから更に水分が多くなっちゃうんだろうなって。
もし次回作る場合は
水分量を調節する(少し減らす)
もしくは副材料(オートミールや全粒粉)を入れる
この2点を考慮してするのが良さそう。
例え耐加糖イースト使ってて発酵成功しても、べたべたが気になってアカン。
2.シュトーレン自体の水分量
今回自分が作ったシュトーレンと調べて出てきたシュトーレンは圧倒的に水分量が違う()
それは漬け込んでいたフルーツのラム酒をしっかり切っていなかったり
仕上げ時にめっちゃラム酒塗りたくっていたことの2点です。
本来仕上げ時にラム酒塗らないのね
溶かしバターをべったり塗るのが正解らしい。
保存菓子だもんね。
そりゃあ水分多かったら腐りやすいわな…(1敗目)
フルーツのラム酒の切り方が甘かったため、めちゃくそべたついた上に打ち粉を使いすぎた敗因もある(2敗目)
ザルで水分切るだけじゃあ足りなかったのね…前回がそんなにがっつり絞らなくても問題なかったから。
苺やマンゴーの様に
繊維質が少ないフルーツを漬け込んで得られた経験…と思いたい()
モノづくりに置いて基本的な正解はないのだから。
3.成形法
これに関しては、伝統的な成形法もあるけど
あれはカットしづらいので、自分なりの形で行くことにした()
単純にめんどくさい()
もう私の形でええやん、正式に利益出して販売している訳でもないし
利益出したとしても、「これが私の形だぁあああ」ってしか考えてません(適当
来年の目標
ここまで需要度があるとは全く思ってなく
食べてみたい!と言っていただいた方が多いことに
驚きと
困惑と
嬉しさが
入り乱れています
…ステックのコーヒーを入れすぎてしまうぐらい、ビビり散らかしてます。
実は自宅に製造場所は作っていたけど
片づけるのも、営業許可取る手間もかけたくないんですよな()
一応、長男出産する前に食品衛生責任者は取ってあるんですよ。
あの頃はまだ独立する気はあったんですが、まぁ今はもろもろしんどくてそこまで前向きに検討できなかったわけです。
正直、お店という名の看板ではなく
私個人で作ったものに対しての評価がつく上に等価交換としてお金を支払ってもらうやりとりが発生する…怖いもんですよね。
でも結局諦められないんでしょうねぇ。
私自身、諦めが悪いんでしょう。
時代の変化によりオンラインで受注生産している方も多くみられ、営業許可の下りているレンタルキッチンの存在があるということ。
私の地域で営業許可の下りているレンタルキッチンがあれば前向きに検討したいものです。
それよりまずは目の前のことを頑張ります。
ご拝読ありがとうございました (*^-^*)