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人生を変えてくれた人から学んだこと「第52話:最良の合理化」

目を通していただき、ありがとうございます。
こちらでは、大貫智也の人生を変えてくれた人「大久保寛司さん」から学んだことを発信していきます。

現在は、「伊那食品工業」さんについて書いています。

読んでいただいた方にとって、生きていく上で少しでも役立てればと思っています。参考になりましたら、「いいね!」をもらえるとモチベーションになります。

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効率経営の大切さを学んで、機械化や省エネに取りくむことも重要ですが、もっとも大事な、根本的な効率化策に目を向けることが、大切です。

それは、社員のモラール、つまり、士気、やる気の向上です。

みんなの気持ちを同じ方向に向けられず、バラバラのままでは、そこに膨大なロスが出てきてしまいます。

機械には、カタログに記載された能力しか期待できません。

しかし、人間は、本当にやる気を出せば、二倍・三倍もの力を発揮します。

機械の稼働率に関心のあるトップでも、人間一人ひとりのモラールアップに留意しない人が多いようです。

将来に夢があり、快適な職場環境や待遇など、昨日よりは今日、今日より明日へ、どこかが良くなっていくような会社であれば、社員は毎日ベストを尽くしてくれます。

二倍働けば、同じ給料で倍の成果が上がります。

当社は400人の会社ですから、800人の従業員を抱えているのと同等の生産性が得られるということです。

これは、とてもつもない合理化です。

高価な機械を入れてできる合理化とは、比べ物になりません。
それが人間の組織というものだと思います。


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