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第135話「信用と信頼」

この記事は、大貫智也のサラリーマン時代の話であり、影響を受けた本の内容から考えるシリーズである。

前回の話はこちら↓

https://note.com/nukki_0228/n/nd4b019b0de56

第1話はこちら↓↓

https://note.com/nukki_0228/n/n53efcebbdc9d


・自己受容、他者信頼、他者貢献

・変えられるものと変えられないもの


哲人

「自己への執着を


他者への関心に切り替えていくとき、


ぜったいに欠かすことのできないのが


第2のキーワードが


『他者信頼』になります。


ここでは、


信じるという言葉を、


信用と信頼とに区別して考えます。


まず、信用とは、


条件つきの話なんですね。


これに対して、


対人関係の基礎は信用ではなく、


信頼によって成立しているのだ、


と考えるのがアドラー心理学の立場になります。」


青年

「その場合の信頼とは?」

哲人

「他者を信じるにあたって、


いっさいの条件をつけないことです。


無条件に信じる。


それが信頼です。


信頼の反対にあるものは、なんですか?


懐疑です。


仮にあなたが、対人関係の基礎に


懐疑を置いていたとしましょう。


他者を疑い、友人を疑い


いったいそこから、どんな関係が生まれるでしょうか?


アドラー心理学の考えはシンプルです。


あなたはいま、


『誰かを無条件に信頼したところで


裏切られるだけだ」と思っている。


しかし、


裏切るのか裏切らないのかを決めるのは、


あなたではありません。


それは他者の課題なのです。


あなたはただ


『わたしがどうするか』だけを考えればいいのです。



信頼することを怖れていたら、


結局は誰とも深い関係を築くことができないのです。」


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人は鏡である。


自分が相手を信頼したら


相手は信頼してくれる。


自分が必要以上に気遣うと


相手も気遣う。


逆にいうと、


自分がしてほしいことを


先に相手にやると


返ってきます。


まずは、自分から与える人になりましょう。


あなたは、周りの人に


どんな自分で接していますか?



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