第77話「誰のために」

この記事は、大貫智也のサラリーマン時代の話である。

前回の話はこちら↓↓

https://note.com/nukki_0228/n/n81c6109ea38c/edit

第1話はこちら↓↓

https://note.com/nukki_0228/n/n53efcebbdc9d


・自分のために?

・師匠のきっかけ


師匠は、東京で若くして出世し、


佐世保に転勤して、大きな衝撃を受けた。


それは、


「お店のために」


と思って仕事をしてきたのに


佐世保では全く通用しなかったのである。


なぜか?


師匠はある種、


会社から求めていることを


遂行する能力は神がかっていた。


しかも、


東京では、「売れたら勝ち」


という文化であった。


お客さまも多いし、


売り上げもそれなりに高いから。


「守りよりは攻め」で行けたのである。


しかも、


九州の一部の地域は


少し前まで、


子会社の管轄であった。


本部からのSVではなく、


地域で採用された


九州にゆかりがあり、


九州の血が流れている人間が担当だった。


それが、


東京から来た


若くて正義感のある


仕事熱心だけど、


会社からの要求ばかりを


提案する人に変わってしまったでのある。


仕事がうまくいくわけがない。笑


しかし、


ここで師匠が本当にすごいのが


「他人を変えようとせず


自分を変えようとしたこと」


である。


どんなに嫌われようが、


どんなに無視されようが


必ず、会いにいき


相手の話を聞く。


もちろん、会社員である以上


会社から要求されることは多いが


それもうまくやりつつ


長期的に信頼してもらえるように


仕事をしていた。


師匠は、


東京にいた頃は

「自分のため、会社のため」にやっていた


佐世保に来てから

「自分の接する人のため」に変わった。


言うまでもなく、


成果は出て、東京に管理職として


栄転していったのである。














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