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人生を変えてくれた人から学んだこと「第94話:CSの基盤」
目を通していただき、ありがとうございます。
こちらでは、大貫智也の人生を変えてくれた人「大久保寛司さん」から学んだことを発信していきます。
現在は、「伊那食品工業」さんについて書いています。
読んでいただいた方にとって、生きていく上で少しでも役立てればと思っています。参考になりましたら、「いいね!」をもらえるとモチベーションになります。
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効率は大事です。
肝要なのは、目先の効率を優先させないことではないでしょうか。
解決策は、本書の冒頭に掲げた二宮尊徳先生の「遠きをはかるものは富む」にあると思います。
今日の売上につながらなくても、明日以降への種まきをつづけることです、
心地よく時を過ごしていていただき、ご満足いただく。
そうすれば、再訪していただけます。
リピーターになってくださるお客様は、ご家族やお友達に、いい情報を伝えてくれます。
当社では、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの「基本の5S」を重じています。
これは決して特別なことではなく、できて当たり前のことばかりです。
当たり前の凡事さえできない会社では、経営戦略とか、もっと深い経営の理念などを、いくら唱えたところで、それは社員に行き渡らず、行動として徹底されるはずもありません。
5Sは人間の智恵の源泉です。
なぜなら、5Sはからだを動かさないとできません。
智恵とは、知識が体験を触媒にして発酵したものである、というのが私の信念です。
智恵は、机上の知識や理想論からは生まれないのです。
5Sを徹底すると、気づきがよくなり、気配りの力が養われます。
ですから、5Sをつづけることは、お客様の満足度を高めること、つまりCSの基盤にもなるのです。
5Sのできていない会社のCSというのは、ありえないのではないでしょうか。
続