自己紹介2【暫定版】
こんにちは。昨日の続きです。
とりあえず書き続けることを目標にしてみたいな、と思っています。
(毎日更新してらっしゃる方が、1時間以内で書ききるルールを設定していました。で、それが無ければ続かなかっただろう、と。自分なりに続くルール(重すぎない負荷)設定がとても上手で、自分も参考にしたいと思いました。)
学部2年後半
前期にやった初の設計課題でなんとか講評会入りした僕は続く課題も講評会に入ることが目標になっていました。
ところが、そんなに上手くいきません。
講評会に入る作品を作ろう、周りよりも飛びぬけた作品を作ろう、いつか見たあの卒業設計みたいな自由な発想の提案をしてやろう、と息巻いていたのが空回りして間に合わない、完成度が低い作品が増えていきました。
(このときの負のサイクルに陥っていた考え方のこともいつか書きたいです。)
そして、もちろん講評会に入ることもできずに周りの優秀作品が選ばれていくのを見続けるしかありませんでした。
学部3年
暗黒時代の始まりです。人生の挫折期と言っても良いでしょう。
作ったものに対して何の評価も得られない一年が続きました。
3年生最初の課題では、とにかく模型で進めていってコンセプトも工夫しました。しかし、初めて触るモデリングソフトで扱いきれる形でなく間に合わず…それまでいい雰囲気で指導して貰っていた先生には「90点の案で60点のシート」と言われました。
次はコンセプトにこだわろうと試行錯誤した結果、そこから何も形を生み出せなくなり何とか提出はできたもののあの形が何なのか今でも自分には整理できません。
そんなこんなで前期が終わり、ガチでへこみ、設計系へ行くのを本気でやめようかと思いました。ただ、やりたいことはモノづくりだったこと(あとは論文じゃなくて設計で卒業できるのいいなと思ったこと(笑))を優先して設計系に進みます。恐らく周りの人からしたら、本当に路傍の石ころの破片レベルの設計力(ビビられ力?あいつすげえ度?なんかスタジオってそういうのありません?)だったと思います。
そうこうして、後期が始まりました。
「次こそは」、と前の反省を活かしながら課題に当たるもやはりうまく出力しきれなかったり、アイデアに自信をもって突き進められなかったりして残す2つの課題も落選。
最後の課題の講評会は本当に行きたくなかったし、(なんなら人が選ばれてる講評聞きたくなくて行かなかったことあります。)そこで「そもそも間に合ってないから評価ができない」みたいに言われてすごく落ち込みました。
提出が近づくにつれて心臓飛び出そうになりながら作業しつづけ(今思うと残り時間と物理的に掛かる時間的に「詰み」だった)、時折自分にどうしようもなく自信が持てなくなって親や地元の友達に電話したりしてました。が、ただ盲目的に頑張るだけでは報われる世界ではなかったです。どんなに苦しい思いをして提出しても、仮に遊びまくって要領よく余裕で提出してもその過程は評価されずに残酷に提出した紙切れだけが評価の材料になります。
あー、才能ないんだ。向いてないんだ。
みたいにほぼ諦めみたいな感じで、当初夢見たかっこいいプレゼンボードなんて自分には無理なんだと思いました。
3年春休み
研究室配属までの全ての設計課題が終わり、卒業設計を控える4年生へ上がる前の春休みです。意匠系で人気な研究室は定員が限られており、「いつも講評会に選ばれる人」に選ぶ自由が与えられているような感じがしました。当然自分は「そっち側」ではないです。自分は何とか学力(座学は成績良かったので)で入れそうな環境の整った研究室を志望しました。
春休みにこのままの実力で何もしないのは「卒業設計で賞を取るどころか、睡眠不足で死を迎えることになる」と思い春休みを修行に充てることに決意しました。ほとんど誰とも会わず、ただひたすらに家で自分が作品を時間内に・選ばれるものを作ることができるかを考え続けました。そのとき丁度前にも紹介したまっくさんの記事を読み「これや!!!」となりずっと記事の内容を自分なりに解釈してメモしたり、実際にトレースをやってみたりしました。
今思うと結構苦しかったです。人にほぼ会わずに結果が出るかわからない作業を淡々と続け、たまに会う友達にはコンペ取るのが目標と宣言するのは。
ただ、楽しくなかったわけでもなく、やっぱり自分が憧れを抱いたものを作りたいという意思はそこまで変わっていなかったんだと思います。
次回、4年生に上がります。ここらへんから調子上がってきます(笑)
2-3年生編はなかなかつらかったな、、、無駄だとは思わないけど。
自分はよくいる(といったら失礼だけど)「最初からできる人、毎回選ばれる人」ではなく、「要領が悪かった最初からできないタイプの人間が、なんとか這い上がった珍しい人」だと自信をもって言えるので。そういうタイプじゃないと見えない発想もあると思います。
へー、そういう人もいるんだ、ぐらいの気持ちで読んでもらえたらいいです。
つづく。