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設計課題で時間を溶かす時あるある

おはようございます。
なぜか設計課題をやる夢を見て、「うまくアイデアがまとまらず苦しい」⇒「これならいけるわ!絶対コンペ取れる!」ってなった瞬間に起きました。何だか久しぶりにこの感覚を思い出したのと、つい最近現役学生と話して「アイデアから形に起こすのが難しい」という話を聞いたのでメモがてらに書こうと思います。


建築学生が時間を溶かすときの思考って主に以下の2つなんじゃないかなと思います。

  1. アイデアを見る視点を変えられずに同じことに悩み続ける

  2. 魅せ方の勝ちパターンを知らずにアイデアに自信が持てない

アイデアを見る視点を変えられずに同じことに悩み続ける

視点を抽象化したり、拡大解釈したりできるか、という話です。
自分が今日見た夢はなぜか「ルービックキューブのように間取りが変わる家」をつくりたい、というところから始まりました。

ルービックキューブ

ただ、「空間がひっくり返るなんて現実的じゃないしな。どう解決しようかな・・・」というところで悩んでいました。そしてこの後、だいたいのパターンは悩み続けた結果「とりあえず模型を作ることで空間をリアルに検討しよう!」となり3日くらい模型でスタディした結果「わからん!!」となるのではないでしょうか。

たぶん悩む時点で「(現時点の)自分には真正面からその課題を解決するのは難しい」と思った方がいいと思います。

自分が夢の中で「いける!」と思ったのは、これを「スライドパズルのように平面(平屋)にしてスライドさせることができればいいのでは?」と思ったときです。

スライドパズル

上の画像の数字のピースが各ボリュームで、それを碁盤の目状に配置したレールのうえを滑らせることでかなりのパターンの間取りが実現できますよね。
ルービックキューブで悩むよりも一気に現実性を増して、(悩むんじゃなくて。建設的に。)考えることも増えますよね。(悩むと考えるって全然違いますからね・・・)

  • 空きマスをつくったり、固定マスをつくっても面白いと思います

  • レールの仕様をどうするか

  • 各ボリュームの高さをどうするか

などなど

大切なのは、ルービックキューブからスライドパズルが浮かぶかどうかです。どちらも同じ均質なピースを入れ替えるパズルという点では共通しています。

自分はスライドパズルの家ならば、作品がスムーズに作れると思います。悩んだときは視点を変える・抽象化する・拡大解釈することで「同じことに悩み続けて時間が溶ける」というのを回避してもらえたらと思います。

魅せ方の勝ちパターンを知らずにアイデアに自信が持てない

あとは、スライドパズル風の家(ルービックキューブを抽象的に捉えて平屋で実現すればいいのでは?)という思考が浮かんだ人でも、「いや、これはダサいからやめておこう」とか「映えるパースが浮かばない」と思って辞めてしまう人もいると思います。

ただ、自分は夢の中で「スライドパズル風の家」が浮かんだときに同時に「あのコンペ作品の魅せ方(表現方法/構図)を応用すればインパクトデカいし、受賞できるな」という思考になりました。

コンペ取れるときって、アイデアと魅せ方がほぼ同時に浮かんでいる気がします。

たいていの場合って、もうアイデア段階で疲れ果ててるから「どれか1パターンの鳥瞰パースでも載せよう」となると思うのですが、そうではなく。プレボ1枚目の約2/3のあの横長スペースをいかにインパクト強く、かつ自分の案の良さを表現するために使えるかという思考が大事です。ちなみに自分が思いついたのは、1パターンの間取りで表現するのではなく、膨大なパターンの間取りの平面図・パース・断面図を、スライドパズルのグリッド状に対応させて表現する、というものです。

何が言いたいかというと、自分の中に常日頃から表現のストックがあるかないかで、せっかくアイデアが浮かんでも「いける!」と踏み切れないパターンもあるよ、ということです。

おわりに

変な夢を見たので起き掛けにパッと書きましたが、自分はこれを何か適当にマッチしそうな課題のコンペを見つけて出せば受賞できるんじゃないかなと思います。ただ、今更コンペをやるのは非常に面倒くさいので、誰か現役学生の人が試してくれないですかね。(本人が嫌じゃなければこのアイデアと表現方法で出してみて欲しいです。)

で、受賞できたかどうかの結果報告をnoteのコメントやXのDMかなんかでください。

羯諦羯諦

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