視野が違うと取れる行動も変わってくる
賢さとか関係なく、その視野があるかないか・知っているか知らないかみたいなところで取れる行動が変わることって思いのほか多いです。
アイデアコンペと就活の2点で自分は周囲とギャップ?考え方の違い?を感じることが多かったので自分の思考の整理がてら文章にしてみます。
建築アイデアコンペに出す場合
例えばアイデアコンペに出す場合、「3日で仕上げて賞を取ろう」という発想がある人ってどれくらいいるのでしょうか?
※時間をかけてこそ~~とか、そうやって効率良くやろうとするのはけしからん~~みたいな思想の方はその視野の中でお過ごしください。交わらない方がお互い幸せだと思います。僕はどうせやるなら受賞することを目標にしてそのための戦略を考えるのが良いと思う派です。
僕はアイデアコンペをめっちゃ取っている先輩がいて、その人から「即日で取る」という視野を学んだので、「その視野もあるのか!」と思うことができました。
が、周りにそういう思考や実績の人がいない環境で作品づくりを続けていると納得いくまで(締め切りがくるまで)続けると思います。実際に自分もそうだったし。
「終わり」を自分で決めるのではなくて、「外部の締め切り」という要因に決められるというか・・・
でも、だいたいの人の思考って(自分も昔はそうでしたが)こんな感じなんじゃないかと思います。
あと、そういう系の情報が自分の身の回りに流れてきても「そんな絵空事あるわけないやん!」と拒絶反応を示す(なんならキレてくる)が故に一生視野が固定されている人もいるかもしれません。実際自分も短期間でコンペ取ったという話をすると、「はあ?」みたいなリアクションされますし、どうやったのか?を聞かれることは少なかったです。
そう考えると、常に素直でいたいなあと思います。
あるあるのパターン:
2ヶ月後に提出というガイダンスを受ける
与えられた2ヶ月という期間から逆算した(2ヶ月丸々使った)スケジュールを立てる
1ヶ月経ったくらいで講師にダメ出しされて案が白紙に戻り、焦る
ギリギリで提出(できないことも・・)
俯瞰して見てみたパターン:
2ヶ月後に提出というガイダンスを受ける
提出物の紙面サイズと枚数から、思考を抜きにして物理的に制作に掛かる時間がわかる(仮にA3×1枚⇒1日とする)
過去のアイデアストックから使えそうなのを選び、だいたいこれくらいなら3日で終わるかな~というのが見えてくる
RTAチャレンジをして、実際に掛かった時間が3日、みたいな感じ。
就活の場合
これも上記の話と同様に、自分の今の属性からブレークダウンしていくのではなく、どういう生活をしたくて、それを実現するためにどんな選択肢があるのか、という発想を持っている人って少ないと思います。
あるあるのパターン:
自分の属性から選択肢を絞りこんでいく
建築学科卒、計画系、設計は嫌、となるとデベロッパー系、それなりに名の知れた企業に行きたい、OBがいるところ、・・・
面接を受ける企業を決める
俯瞰して見てみたパターン:
自分が将来どんな生活をしたいか想像する
時間に縛られたくない、場所に縛られたくない、年功序列ではなく成果に応じて給料が上がって欲しい、・・・
リサーチしてみた結果別に建築以外でもよくね?となる
面接を受ける企業を決める
何が大事?
では、視野を広げるためには何が大事なんでしょうか?
まず、そもそも発想がなければそれを実現させるための行動に結びつかないわけで。となると自分の発想やその根本となる視野を広げる努力ってめっちゃ大事ですね。
自分も色々進路のことを考え続けていますが、自分の中で整理できる部分(自己分析等)がだいぶ煮詰まっている感じがするので、今後はもう少し自分が今いる世界以外を経験している人に話を聞きにいこうかなあと思います。
あとは今までのルーティンや実績を捨てられる恐怖心のなさも大事かも。
余談
先日久しぶりに研究室の後輩にあったときに、自分の記事を実務をするときの参考に読んでいるという話をされて嬉しくなりました。
思考の整理がてら、スマホのメモを清書するくらいの気持ちで、ポエムを書くくらいの気持ちで、ラフにですが文章を書くのは続けようと思います。