技能実習生はZ世代に対する純然たる加害者である
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というか余談
昭和世代がベトナムやインドから技能実習生を受け入れ、まるで金の卵かのように彼らが珍重されている現実がある
一見すると、彼らは貧しい途上国から日本語を覚えて苦節の末に日本にやってきてショボイ仕事に就いているひたむきな努力家に見えるだろう
しかしこの政治とメディアと昭和世代の民間人が作り出したストーリーに、多くの私以外の若者は未だに納得してしまっている苦々しい現実がある
果たしてそれは本当だろうか
昭和世代の経営者は口を揃えて「今は若者が汚い仕事はやりたがらないから」と、日本の若者を加害的立場に置くことで、実際の関係性を倒錯させて技能実習生の導入を正当化する
しかしこれは間違いだ
例えば、ベトナム人や南アジア人などが占拠する例えば「コンビニ店員」などの仕事は、田舎では日本の若者がやっている
ベトナム人や南アジア人は都会のコンビニにしかいない
要するに、都会のより良いポジションは技能実習生がやって、田舎の人気がないはずのポジションは日本の若者がやらされているということだ
本当に誰もがコンビニ店員をやりたがらないのであれば、都会でも田舎でもコンビニ店員は技能実習生がやっているはずだ
しかし技能実習生がやるのは都会の店員だけで、田舎のコンビニでは働かない
都会のコンビニ店員というのは決して不人気な仕事では無くて、例えば高校生や大学生のバイトとしては打って付けだろう
昔はそのような仕事だったはずなのに、今は若者を追い出す形で東南アジア人やインド人がやっているのだから、やはり関係性としては東南アジア人やインド人が加害的立場に立っている
それで、東京で学生生活を送ることが困難になって、例えば立ちんぼをやったりパパ活をやったりせざるを得ない若者が出てきているのに、昭和世代は東南アジア人やインド人ばかりを優遇し、あろうことか日本の追い詰められた若者の方を吊るしあげる
そもそも「やりたがらない」と言うが、生きていくには働く必要があるわけで、じゃあやりたがらないのであれば若者はなんの仕事に就いていることを想定しているのだろうか
それは地方における底辺職くらいであり、都会であればもうまともな仕事はAIか浙江財閥の作ったネコ型ロボットか東南アジア人やインド人にやって圧迫されているのだ
日本の若者は東京に出て良い暮らしを望むな、お前らは田舎で底辺職をやっていろ
東京のまだマシな底辺職は東南アジア人にやらせる
というのが昭和世代のあり方なのだ
3Kと呼ばれる仕事が不人気なのは今に始まったことではなく、「若者がやりたがらない」のであれば「若者がやりたくなるまで賃金が上がる」というのがこれまでの労働市場の歴史だった
ところが昭和世代は自分たちはそのような労働市場の需給バランスの恩恵を受けておきながら、自分たちが管理者側になると、ベトナム人という裏技に気が付いて、彼らを用いて、この実質賃金上昇の流れを停止させたということだ
では、ベトナム人の若い技能実習生は本当に苦労人で努力家なのか
その事については別の記事で書こう