困った相手とどう関わるか

前回のnoteに綴ったように、「感情」と「相手との関わり方」は一緒にするべきではない。

1. 相手のことを「判断」しない
2. 過去は忘れる
3. 相手を「新しい人」と考える
4. 理解し合うことを目的とする
5. 関わりのゴールをみる

1. 相手のことを「判断」しない

仏教的な生き方にてらせば「必要のない判断はすべきではない」ということ。
「まったく。嫌な人だ」
「あんな考え方しかできないのか、可哀想に」など。
これらの判断を内に持つことで、相手への理解のチャンスを損ない続けてしまう。


2. 過去は忘れる

「過去を引きずる」というのは仏教的に言えば過去の記憶に「反応」しているということ。
反応自体は自分の心の持ち方の問題であるため、相手との関わりに持ち出すべきではない。
記憶は単なる「思い出」と捉える。
 


3. 相手を「新しい人」と考える

自他関係なく、人の心は移ろいゆくもの。
まずは実践で試して欲しい。
まずタイマーを用意して一つのことを考える。
その時考えてることを紙なりなんなりに書き出す。
そこから5分タイマーを回して5分後、自分が何を考えているか書き出してみる。
すると5分前に考えていたことから進展、あるいは全く別のことを考えてることに気付く。
自分でさえたった5分の間に考えが変わっているのに相手の考えが変わらないわけがない。
人の心は無常。そのため人間も無常である。
昨日会った人に対しても「新しい人に会ってる」という感覚を忘れない。



4. 理解し合うことを目的とする

相手と関わる際には「反応しないこと」が大切だと前回までのnoteで説いた。
でもこれは「我慢」することではない。
耐えている状態は「自分の怒りを抑え込んでいる」状態。
コミュニケーションにおいてもっとも大切なことは自分が思っていること、感じていることを相手に伝えることである。
それをまず目的に据える必要がある。
伝えたとして、もし相手が理解を示さないようなら関わる意味のない相手かもしれない。
ただ、お互いを理解し合うのには時間がかかるもの。
その過程においては楽観・信頼を持って向き合う必要がある。
理解し合えた時、相手への感情がリセットされる。



5. 関わりのゴールをみる

仏教では「方向性」をよく考える。
よく相手と憎しみ合いの関係を維持してる人がいるが、人は苦しみ合うために関わっているのではない。
お互いの幸せのために関わっている。
「苦しめ合う」ことはあってはならない。



◎今日の呟き
「〇〇な人」と決めつけないこと。
敵対心を抱いてしまうような相手に対してはどうしてもそう思ってしまうことがありますが、飲み会で愚痴を言ったってさらにムシャクシャするだけでモヤがはれることはありません。
私は若い頃、親が信じていた新興宗教の影響で不満は我慢することが美徳だと思っていて、周りから言われ放題の時代があったんですが、鬱憤が爆発して全てをはっちゃけたあと、逆に「あんまり溜め込むなよ」と言われたり、相手からは「俺が悪かった。だから仕事辞めるなよ」なんて気を使われてその後は丁重に扱われた経験があります。
爆発させたのは良くありませんが、そこで初めて「素直に気持ちを伝える大切さ」を知りました。
(それまで病むくらいに我慢してました笑)

話は変わりますが、彼氏持ちの女性の方にありがちなのが「言わなくても愛があるならわかるよね?」という態度ですね。
元は他人なのだし、エスパーじゃないのに、知らず知らずのうちに男性側は気に触ることをやってしまって、理由も分からず当たられる。

まあ、私の経験談ですが…
皆が皆そうではないと思いますが、女性の方!男は言われないと分かりませんので言葉でのコミュニケーションをよろしくお願いします!

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