見出し画像

成長するための考え方



自分の力をアイスバーグ(氷山)として考える


目に見える成果とは、氷山の一角。
水上に顔をのぞかせている全体の一部だけ周りに見える。
大きくしたいのなら、水面下に潜っている他の要素(周りに見えない部分)を大きくする(育てる)必要がある。

水面上の一角(成果)を①とした場合、水面下は以下の構成になる。

①成果
②能力・スキル
③ふるまい・習慣・行動
④意識・想い・人生哲学

ピラミッド型の氷山として考えるため、一番重要なのは④となる。
指針がなければ、それを達成するための③となるふるまい、習慣、行動は続かない。
②の能力やスキルばかりあっても、使いどころが分かっていなかったり、意識が行動力が無ければ周りから評価されることはない。



成果をあげる過程に起こる「悩み」を減らす方法

■ブレーキの存在を知る


たとえば「TOEICで900点台をとる」という目標を立てたとする。
だが生活の中でTOEICの成績を上げるのに直接的には関係のない普段のサラリーマン仕事をこなすためのスキル習得や、趣味として楽しみたいこと、または友達からの誘われごとや行事などもある。
目標を定めつつも、色んな体験をしていく中で「やっぱり自分には無理かも」「真っ先に英語を習得する必要はないんじゃないか」「プログラミングの方が今後役に立ちそうだから英語は後回しに…」などと迷いや悩みが起こる。
日本人には完璧主義者が多いから、責任感のある人ほど「達成するまで続けなきゃ!」と余計なプレッシャーも自ら作ってしまう。
そこに問題がある。


サイドブレーキが中途半端にかかった車で目的地を目指すのと、ブレーキなしのアクセル全開の車で目的地に一直線に進むのとでは当然結果は違ってくる。
人は期限(ゴール)を決めないと「これをずっとやるのか…」「いつになったら俺はできるんだ」と、終わりが見えないことに対してのストレスから迷いや悩みを抱えてしまうことが多い。
そこで、まずやることを決めたなら2年後をゴールとする。
「2年」という日本人に馴染みのあるキリのいい丁度良い期限を決めることで迷いなく目標に向けて挑戦することができる。
2年が難しいなら1年でもいいから「ブレーキを踏まないで進んでみる覚悟」を決めるためにとりくむ期間を設定する。



■悩ましい問題を他人の責任にしない

チームで取り組む仕事に参加をしていて、結果が伴わなかったとする。
その時「100%自分の責任だ」と思える人はそうそう多くない。
誰の責任か?と考えた時、4人いたなら25%が自分の責任と思う人もいれば結果によっては自分が負担した部分に問題を感じない場合10%と答える人もいるだろう。
結論を言えばこれはどれも正しくない。
「責任」を考える場合、さすがに100%自分の責任だと捉えてしまうと実際はそんなことありえないのは当然の話だが、「責任」を「当事者意識」という言い方に変えてみる。
どうしても「責任」と考えると善悪でいうところの「悪」を自分が担ってるという感覚になってしまうため100%自分の責任と考えると心的負担が大きくともすれば「自分以外にも責任はあるはずだ」と当事者意識すら持ちにくくなってしまう。
「とりあえず、自分だけの責任ではない」と、当事者意識を持たない癖ができてしまうと、行き着く先は他人任せの人生だ。
それでなくとも、人は基本的に楽な方を選択してしまうものだから、当事者意識は100%持っておくつもりでちょうど良い。



(※成長マインドセット/吉田行宏 著 参照)

◎今日の呟き
アイスバーグをどこかでみたことがある構図だなと思ったら、顕在意識と潜在意識で使われてる構図と同じでした。
プロの選手に憧れる子供に「ああなるためには常人には真似できない努力の影があるんだぞ〜」なんて、まだ幼い頃親戚のおじさんから言われた記憶がありますが、努力といってもがむしゃらにスキルだけ磨けば良いものではありませんからね。
メジャーリーグで活躍してる大谷選手は学生の頃から、今回挙げたマインドセットも含めた目標を立てていたようですし、マインドセットは一番重要だと思います。
成果を出すための指針の重要性については他note記事でも挙げてますので今更伝えることはありません。

「ブレーキの存在」に関しては、初耳でした。
1年でもなく、3年でもなく2年。私的に「石の上にも3年」などと言われますが3年は以外と長いですからね〜。
今の世の中の移り変わりのスピードを考えると2年でも長いんじゃないかと思うくらいです。
何事も継続は難しいものですが、継続できたときには立派な自信になります。
1年でも良いのでとにかく没頭して何かに取り組んでみるのは良いかもしれません。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?