成長の上で重要な環境と、やりたいことの見つけ方
※上記の本を参照
母親(ジャッキー)がamazon.comのCEOジェフ・ベゾス与えた環境がわかるエピソード
・3歳の時、大きなベッドで寝たいと言ったジェフに「まだだめ」と伝えたところジェフは自分の幼児用のサークルベッドをドライバーで分解して寝るベッドをなくした。そこで怒らず、ジャッキーは分解するのを手伝ってあげた。その夜、ジェフは望み通り大きなベッドに寝た。
・中学生になったジェフは奇想天外な装置を次々に発明した。自分の部屋のドアにアラームを取り付けて、弟や妹が入ろうとした瞬間にとんでもない音が鳴り響く仕掛けだ。ジャッキーはそれも叱らず、たびたび発明品の完成の為にホームセンターに何度も通い、完成を手伝ってあげた。
・高校生になったジェフは、自宅のガレージを研究室代わりにして、発明と実験を繰り返していた。そんなある日、学校から「彼は午後の授業を欠席した」と報告が来たときもジェフを叱ることはなく、どこに行っていたのかを尋ねた。
「次に試したい実験をさせてくれる大学教授のところに行っていた」と話すジェフに対して「じゃあ、授業時間以外に実験をさせてもらえるか、頼んでみましょう」と叱らずに協力した。
こんな母親の元で育てられたジェフ・ベゾスは、大学でコンピュータサイエンスと電気工学を専攻し、卒業後はウォールストリートの金融機関などをへて、現在はamazon.com社のCEOを務めている。
このエピソードからも、環境が成長を助けることが多いに理解できる。
取り組むべき事を発見する為に必要な質問
・私はどんなことを考えるのが好きだろう
・いつのまにかよく考えていることはどんなこと?
・私が本当に大切に思っているのはどんなこと?
・私にとってもっとも重要なことは?
・何をしている時が一番楽しい?
・これだけは耐えられないと思うことは?
答えが見つからない時は10代の頃の自分を思い出してみる。
あなたが今何歳だとしても同じ。
まずは好き嫌いをハッキリさせて、そこから積み上げていく。
とりあえず良いと思ったことをやってみる。
うまくいかなかった場合は取り消したって構わない。
やることを見つけたら、発展させる。自分の興味を深掘りしていく。その為には興味が湧く機会が何度も必要になってくる。
そういう機会を自分から積極的に作っていく。疑問を持って答えを探すと、更に多くの疑問につながる。
自分と同じ興味を持っている仲間を探し、繋がる。力強く励ましてくれるメンターとお近づきになる。
そうして、学習者としてどんどん知識を深めていく。
好きな事を何年か続けているのに、本腰を入れて取り組む覚悟ができてない場合には「興味を更に深める事ができるか」を見極める。
本日はここまで
◎今日の呟き
やはり、環境は大事です。本書には才能=特に持って生まれた物ではなく、物事を習得するスピードだと書かれています。
ただ、いくら才能があったとしても本人にやる気がなければ宝の持ち腐れです。自分の興味を持続させるためには、協力してくれるサポーター(家族や友達)がいて、自ら進んで興味を深める機会に飛び込むことも大切。
田舎は暮らすのに自然がいっぱいで、環境はすごく良いです。私はど田舎出身なので、それは完全に言い切れるのですが、何か(音楽や芸術)に興味を持ったとして、家にお金がなかったり、親が非協力的だったり、興味をそそってくれるようなメンター(すごい人)がいる割合というのは都会に格段に劣ります。
人が少ないということは競争も少ない。切磋琢磨が少ないということはその中で一番できる人というのも井の中の蛙であることが多い。
実は、私が当時中学生で母が生きていた頃、「もしお金があったらあの子を芸術関係の学校にいかせてあげたいんだけどね」と兄に溢していたことを、ついこの間、兄から聞きました。
当時、母親からは部活すら自由に選ばせてもらえませんでしたので、お金がなかったんだなぁ〜という、約30年ごしの兄からのカミングアウトだったんですが、実際にそういうレベルの高い学校に行けていたなら違った人生になっていたのかな…なんて思いました。
今更、過去のことをどうこう言っても仕方ありませんね。
最近の脳科学の研究結果からも、高齢になるにつれて必ず脳機能が低くなる訳ではないことは証明されています。
おっさんで見た目は老けていきますが、学び続けることはできる。
数年後にレベルアップしている自分を夢見て、地道に、日々やるべきことに取り組んでいこうと思います。
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