英語上達のために⑦
※上記の本を参照
※前回の続き
■リスニング トレーニング
リスニング =注意を注ぎしっかりと理解すること。音声を読むこと。
ヒアリング=音声として単に耳に入れること。
□ヒアリング
・「英語の発音、音になれる」という意味で言えば全くの初心者や、高レベルの英語習得者に効果があるが、英語力を高めるのが目的ならリスニング の方が良い。
・英語上達のためには構文・意味を分析、理解しながら受け入れることと、正しい英語の文を出来るだけ多く自分で作り出すことが必要だからリスニングの方が良い。
・3時間のヒアリングより、10分か15分の集中したリスニング の方が効果が高い。
■「網掛け聴き」と「推測聴き」
推測聴き = 知ってる単語から内容を推測し勝手に解釈して聴く方法。
網掛け聞き = ネイティブが話してる会話でも、実況中継などで話される文法の整ってない文、例えば「え~、私はね、松井は、大リーグ2年目はもっとホームランを打ちますよ」などに気付けるくらい注意深く文法を意識して聞く方法。
この二つは対局にあり、推測聴きは誤った文法を覚えてしまうことにもつながる。網掛け聴きを常に心がける。
■リスニング トレーニング方法
1.耳だけによる聴き込み
(リスニング対象の文を見ずに理解に努めてみる)
2.リスニング対象の文をざっと読んで聞く
3.リスニング対象の文を精読して聞く
4.加工してリスニングする
①精読した上でリスニング対象の文を見ながらリスニングをする。
②何度か音読してからリスニングする。
③リスニングする際、リスニング対象の文を見ながら英語音声に重ねて、あるいは少し遅れて(シャドーイング)、小声で真似て読み上げる。
④一時停止ボタンを使い、あるいはポーズ付きテープを作ってリピーティングを行う。
⑤苦手な個所、フレーズをピックアップして重点的に①~④の作業をする。
■会話
・会話は基礎ができてから。
(基本的なキャッチボールのやり方もわからないのに玉の投げ合いはできない)
・個人化少人数レッスンにて、できるだけ短期間に濃密に取り組む。
(少なくとも1回90分〜120分で週2〜3回のレッスンを受けるべき)
・ネイティブスピーカーは教師ではなく話相手。
(日本人が普段文法を意識して話していないようにネイティブスピーカーも文法を意識せず話をしてる。そのため、講師毎に言い方が違うこともある。その時、英語の文法を学んでいれば自分の中で腑に落とせる。混乱することもない。)
・自分がイニシアティブ(主導権)を持って会話できるようにする。
(欧米とは文化の違いもある。相手から色々教えてもらえるという意識ではなく自分から何について話をしたいのか。トピック(課題。例えばある新聞記事の出来事についてなど)を提案し、それについて講師と意見を交わすことで、様々なケースに置いて使われる言葉や単語の使い方を習得できる。
★学習方法
・英会話スクール
・教師紹介エージェント
・語学留学
本日はここまで
◎今日の呟き
英会話スクールに通ったことがないので、全く知らなかったんですが、欧米人の文化のせいでしょうか、スクールに通って、ある程度の日常会話がスムーズにできるようになったあとは「一緒に食事に出かけよう」とのことで、毎回食事だけして、受講が終わるケースも珍しくないようです。
講師にとってはこんなに楽な仕事はありません。
本書には、受講する際にはイニシアティブ(主体性)を持ち、講師に対して「毎回、トピックは私が用意するから、受講料を値下げして欲しい」と交渉した知人の方がいたそうで、その方は、想像の通り目覚ましい会話力を身につけることができて、講師から「あなたとのレッスンは私も学べることが多くて楽しい」とも言われたそうです。
そもそも欧米の文化そのものが、主体性のある人間でないと受け入れてもらえないところがありますので、そういった相手が講師になることも念頭においてスクールに通うべきなのかもしれませんね。
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