英語上達のために④
※上記の本を参照
※前回の続き
■短文詠唱・瞬間英作文
※前回noteにあげた「音読パッケージ」と2つをセットで実施する
★実施する上でのポイント
①簡単な問題文を数多く作る。
(大学受験に使われるような構文は採用しない。中学英語の短文例集などを使うのが良い)
②実践の際にはスピードと滑らかさを重視する
(瞬発的に口から出てこさせる訓練の為、英訳に1〜2分かかるような日本文は取り上げない。)
③暗記しようとしない
(ゴリゴリの暗記は意味がない。例えば、会社への道のりや家路を自然に覚えるような感覚で取り組む。)
□レベル1
・難しい単語、表現が一切ない馬鹿らしいほど簡単なテキストを使う。
・不定詞の名詞的方法を扱う場合の例えで言えば『私は本を借りるために図書館に行きました』などの簡単な文で良い。
・英文を瞬間的に組み立てる事以外の一切の抵抗を取り除いた物を用意する。知らない語彙・表現を含まない単純な文で良い。
・ピアノの練習同様に運指からひたすら反復するイメージでやる。
□レベル2
・この段階では「瞬間性」「機動性」「応用性」を高めることをテーマとする。
・扱う問題は「現在系」「過去形」「現在完了形」など、様々なケースの文がシャッフルして再生される教材が良しが、残念ながら巷にはあまり出回っていない為、公立高校入試用長文問題集の訳文から逆に本文を再生(英文再生)するのがお勧め。
・次にあげるような中学英語の要素が複数盛り込まれた英作文を行う。
1. 私が昨夜見た映画は、インドで作られた
2. 私が子供の頃住んでいた街には、公園がたくさんあった
3. 彼はアメリカに行くことを決めたが、まだ英語の勉強を始めていない
4. 彼女がなぜ起こっているのかわからなかったので、私は黙っていた

□レベル3
・瞬間英作文の回路強化から表現の拡大をテーマとする。
・この段階からあらゆる構文を身につける気でやる。
・書店に売られてる問題集を漁っても良い。
・この段階では大学受験用構文集もマスターしておきたい。恐れる必要はなく、第2ステージをこなせる様になったなら、さほど抵抗なく習得できるはず。
・もし大学受験用構文を難しく感じるのなら中学英語が未消化なだけ。
□実践
■1周目(1サイクル目)
1. 日本語文の内容を理解して英作文する
(一文につき長くても10〜20秒以内で作れるものを用意する。)
2. 英文(回答)を見て答え合わせ、理解、納得する
3. 英文を口に落ち着ける作業をする
(テキストから目を離し2、3回ソラでいえるまで、若干芝居がかったくらいに感情込めてやると効果的)
※1.〜3.を個々の文に対して連続で行う。
4. 10文作ったとして、一つずつ、全部終わったら10文の英作文の流しを行う。
5. ①〜④を繰り返す
※①〜③のステップで口に落ち着かせた英語が、川を流れるように口からスラスラ出てくるようにする。
※ひっかかる文は(3)に戻っておさらい。出来るようになるまでやる。
■2周目(2サイクル目)
1周目に挙げた④の「英文の流し」だけやる
・サイクルは楽になってから更に4〜5回、しつこいくらいに、肉体的に浸透させる様に回すのが基本。
・「もう大丈夫だろう」「もう簡単になった」と思ってすぐに辞ない。
・たやすく出来る事を繰り返す事で記憶の熟成が行われる。
・短文詠唱、瞬間英作文ができないと理解できてても会話ができない。
本日はここまで
◎今日の呟き
ファミコンでドラクエ1からプレイしてた経験のある僕としては、今回noteで表現してる「レベル」の方がしっくりきたので、「〇〇レベル」と表記しましたが、本書には「第○ステージ」と言った形で表記されています。
全体的に「おそらくこういう意味だろうな〜」と予測で要約してます(笑)。
本書はもっと、めちゃくちゃしつこいくらいに詳細書かれてますし、表なども含まれてるので気になる方は是非手に取っていただくのが良いかもしれません。
習得の為にはとにかく基本を繰り返すこと。
スポーツと同じですね。癖づけが大事な様です。

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