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やり抜くために必要な目標の立て方


1940年に、ハーバード大学の研究者たちで130名の大学生を対象に、トレッドミルを走るうえでどれくらい耐えれるのかの実験を行った。
研究者たちはその時の走れる距離によって「スタミナや意思力」を測った。
当時、長い距離を走れた学生が、スタミナと意思力をもってゆくゆくは「成功者」になる可能性が高いと踏んでいたが、全く関係がなかった。
「人生」という長いマラソンで成果を出すためには、若い時に優れていた「スタミナ」も「意思力」も関係がないのだ。


作家であり、映画監督でもあるウディ・アレンは名言として「人生で成功するための秘訣の80%はめげずに顔を出すこと!」と説いている。
トレッドミルの実験をした時「長く走れた生徒」を評価するのではなく、その時の成績はどうであれ、「明日またチャレンジしてもいいですか?」などと未来の自分に期待し、挑戦する意欲のある生徒が将来どうなったのかを追跡するだったのではないだろうか。
「やり抜く人」となる為には、1度きりの成果で満足するのではなく、次の朝起きた時に「よし!今日も頑張ろう!」と気合を入れることができるような、もう一度トレッドミルに乗って挑戦できるような気概が必要なのだ。



大事なのは「夢中」「熱中」し続けることのできることを探すのではなく、的を絞り、一つのことに取り組み続けること。
偉業を成し遂げた人たちは皆、成功した理由として「夢中になったから」「情熱があったから」などと一言も言ってない。継続できることが大事なのだ。

やり続ける事を決めたとして、継続できないのは、「本当はやりたくない」「本心から必要だと思えない」事を設定してしまってる可能性が高い。
自分は生きるうえで何を一番重視しているのか。自分の哲学を決める必要がある。難しく考える必要はない。「自分が本当にやりたいことは何なのか」の答えが、その人にとっての哲学となる。
例えば「常により良い方法を考えて物事に取り組む」という哲学。
これも充分な指針になる。



人は常に複数の事を考えることができない。
可視化するために、目標をピラミッド型に描こう。

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まずはトップに自分の哲学を置く。
それから中位、下位といった具合に今やるべきことへの取り組み方を考える。



ウォーレン・バフェットが若きパイロットに伝授した目標達成法に、著者が④を加えた目標の立て方

①仕事の目標を25個書き出す。
②自分にとって何が重要なのかをよく考え、もっとも重要な5つの目標を選ぶ。
③選ばなかった20個の目標を目に焼きつける。それらの目標に気を取られてしまうと気が散るから、今後絶対に関わらないようにする。
④これらの目標は、共通の目的にどれくらい貢献するかよく考える。

この方法で目標を決めると、どうしても5つに絞れないことに気付くが、人は寿命があり人生は限られている。選択と集中が必要なのだ。


本日はここまで

◎今日の呟き
哲学とは「自分にとってどうしても譲れない何か」になります。
サラリーマンなんかをやってると、どうしても上司に振り回されることも多くなり、曖昧に終わらせてしまうことも多いかと思いますので、プライベートよりではなく、「仕事に対する哲学(指針)」を設定した場合には、うまく立ち回れなくなってしまうかもしれませんね。
個人事業主だったり、自分でビジネスをやってる人ならすごく良い仕事にタイする目標の立て方のように思います。
哲学は抽象的だからこそブレることがありません。
だからこそ具体的な目標ではなく哲学をトップに置くんでしょうね。
私がトップに据える哲学は何がいいんだろう…
以前にnoteに載せた「ラクしてスマートに生きる」でもいいんですが、これだとブレる可能性があるので改めて熟考したいと思います。

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