理科系文の作り方①
(※上記の本を参照)
仕事上作成する文書を作る上で大事なことは無駄に相手の時間を奪わず、わかりやすく簡潔に伝えること
日本の学校で課題に出るような感想文のように感情は踏まえず、簡潔に言い切り、感情を含める必要はない。
■まずは、以下の3つに時間を費やす
①主題を選ぶ
②言うべきことを見つける
③言うべきことを選んで並べる
急に書き始めるから失敗する。
『〇〇について』という課題を出されたとき、調査の目的はなんだったのか、その為にはどんな情報が必要か、そこで求められる自分の意見は何なのか考える。
■一つの文書に主題は二つ必要ない
一つの文にアレもコレも含めると、何が言いたいのか、特定の誰かに伝わったとしても、万人には伝わりにくい。文の中で別で説明したいことを見つけたなら、他の文書としてあげないとその文書は日の目を見なくなる。
■読者が誰になるのか考える。
論文であれば専門家が見るから一般常識を盛り込む必要は無い。
機械の説明書なら万人に分かるよう噛み砕いて書く必要が出てくる。
■生の情報が必要
本の感想をいくらまとめたところで二番煎じ。内容は薄くても素人だとしても、体験を通して綴ることで唯一の強みとなるオリジナリティとなる。
■文の作成の初めに伝えたい『目標』を決め、文頭に書き出す。
例えばお題が『日本の春は寒くなりつつあるか?』という場合、調査結果が『寒くなりつつある』場合、初めに『このレポートでは〇〇で〇〇から〇〇にて調査した結果、春が寒くなりつつある事を示す』と結論を述べる。
一貫して目標を定めた文でないとスカッとした切れ味は出せない。
■文を書く前に材料を集める
理由:書き落としの危険性をなくす為
:補助材料により、より説得力をだす為
思いつくままに、思い浮かぶ事、もの、項目をメモに残す。
(※思いついたときにすぐにメモするのが重要。)
出来事の報告を書くときには5W+1Hが入っているかどうか
「それがどんなものなのか」を書くときには、似たものを探す。
探したら次に、その似た物との違いを考える。
■ある問題を論じるときにはまず以下の3つを明らかにする
①何が問題なのか
②それについて確実に分かっているのはどんな点か
③よく分かっていなくて調べる必要がある点はどこか
理科系の作文を書く上で図や表を使うなら文を書く前に図や表を用意する。
その方が何を書くべきかハッキリする場合が多い。
本日はここまで
◎今日の呟き
スピーチの練習をしていると、よく話中に気付きが起こって「コレも話したい」となり話が脱線してしまいます。
スピーチの練習はとにかく「話す」「自分の意見を即興でわかりやすく相手に伝える」ことに慣れる為にやってるんですが、そうやって録った自分の録音を聞いてみると「結局何が言いたいんだ?」と主題がわからない話になってることが多いです。
反省、反省。