相手を言い負かす技術
ニーチェに影響を与え、実存主義の先駆けといわれた、アルトゥル・ショーペンハウエルは相手との論争に勝つための技術を収集する習慣を持っていた。
その内容を紹介する。
・相手の意見を利用する
例えば、相手が日本社会を批判していたら「それなら海外に行ってみてはいかがですか?」と提案する。
・相手の主張を拡大解釈する
例えば「仮想通貨は問題だらけだから規制する必要がある」と相手が主張した場合「新技術を否定していたら、社会はどうやって発展するのですか?」と問うてみる。
・相手の主張をカテゴライズする
「それは観念論ですね」「疑似科学ですね」とカテゴライズすることで、相手の主張が偏見に基づいていると見せかけられる。
・論争の進行を邪魔して話題を逸らす
例えば「それは枝葉の部分だから、核心の部分について話をしましょうよ」と提案してみる。
・相手の主張ではなく人格を攻撃する
裁判の時、被害者に向かって「あなたは過去にキャバクラで働いていた事があるでしょう?」「昔から被告と親しい関係でしょう?」などと、よく考えると、事案とは関係のないパーソナルな情報を使って相手の信頼性を下げる。
・理性ではなく権威にアピールする
過去の偉人の言動を引き合いに出すことで、自分の主張をもっともらしくみせる。
これらは詭弁の類いだが「論争の技術は論理学とは別の分野である」とショーペン・ハウエルは書いている。
自分の利益の為にこれらを利用するのも良いが、これらの技法が頭に入っていれば、それを使ってくる相手の主張を鵜呑みにしなくて済む。
本日はここまで。
◎今日の呟き
今回のnoteの内容とは全く関係ありませんが、なんだか一昨日あたりから胸のあたりがぞわぞわして、落ち着きません。
1年間ローフードと、玄米とナッツ納豆を食べてきましたがここにきて体調不良なんでしょうか…。
いやいやそれは考えにくい。
朝のジョギング中にダッシュ2、3本入れてるからでしょうか。
やはりトレーニングやり過ぎで夜まで何も食べないのはエネルギー不足なのかもしれませんので、ダッシュはやめてジョギングだけにしてみようと思います。