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悩むための頭なんてない


結果は選択できない


自分の行動は選べるが他人の行動や言動を操作することはできない。
何か物事に取り組む時に当事者意識を100%持つのは良いことだ。
そうすることで結果が出なかったとき”何が悪かったのか”自分を振り返ることができて、その反省が次回の成果に繋がりやすい。
それは良いことなのだが当事者意識をもち、結果にこだわって行動をとるのは良くない。
なぜなら結果が出なかったとき自身のメンタルに大きなダメージをくらってしまうから。
ほとんどの日本人がこの部分でつまづいてしまい行動に移すことを恐れ何にも手を出せなくなってしまう。
考えるべきは「結果は操作できるものなのかどうか」という点だ。
たとえば、宝くじを買ったとする。目的はもちろん当たることだが、努力したからといって確実に一等を得ることができるだろうか?
当たり前だが不可能だ。
これは極端な例だが普段の生活の中でも同様に考えることができる。
「いつも旦那が帰ってきて服を部屋に脱ぎ散らかす」「嫁が家事をきちんとこなしてくれない」「上司の融通が効かない」などなど。
これらは全てこちら側の意思で操作できるものではない。
どんな時でも、変えていけるのは自分の行動のみ。
悩んでいる暇があるのなら、解決につながる行動を自分からとっていく。

結果は選択できないが自分の行動は選択できる。



関心の輪と影響の輪


「好きだったアイドルの○○が結婚してしまった」「大地震が起きてしまったらどうしよう」「会社が潰れてしまったらどうしよう」「コロナに感染してしまったらどうなるんだろう」などなど。
ニュースで流れる情報や身近な人との比較で「なんて自分はダメなやつなんだろう」と悩む人も多い。
現代は過剰に情報が行き交うネット社会で、直接的に自分に関係ないこともニュースで見聞きすることで気にかけてしまうこともある。
だが、自分の力では影響を及ぼせないようなどうにもならないことに対してクヨクヨ悩んでいても解決には至らない。
アイドルの結婚は阻止できないし、地震は大体の予測はつけれるようになったかもしれないがどのタイミングでいつ起こるのか心配しても意味がない。
平社員の身分で会社の存続を気にかけても仕方ないし、どれだけ感染防止をしていたとしてもかかるときにかかるのが病気だ。
”関心の輪”とはネット社会で広げられた自分の行動でどうにもできないもの目や耳から入ってきて気にかけてしまってる範囲の物事。
”影響の輪”とは自分が行動に起こすことで変化を与えられるような範囲の物事。

影響の輪のに含まれることにだけ集中し行動し続けていけば、あとは悩みが生まれた側から改善のために行動に移すだけで良い。
そうすれば悩みはなくなる。


(※成長マインドセット/吉田行宏 著 参照)


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