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劣等感を感じずに済む方法


自分のモノゴトに集中する

なぜ人は他人と比べるのか。根本原因は承認欲求。
「自分も捨てたものではない」「自分の方がマシ」と皆思いたい。
だが「比較」というのは非常に非合理な考え方。
なぜなら比較しても自分が変わるわけではないし、比較する以上「安心で安全で有利な立場」にいることが目的になるがそれを常に保つことは不可能だから。

人は自らの体験に優れた成果を見て、それ以外の者たちを劣ったものとみなす。
それこそが苦しみを生む執着だと賢者は語る。
自分と他人とを比べて「等しい」「劣っている」「優れている」とも考えてはならない。
それらは新たな苦しみを生む。
ースッタニパータ<最上なる思考について>の節




目的をかならず叶える正しい努力

①認められたい気持ちをモチベーションにして、今の仕事・生活を改善していく。
②どんな時も「自分のモノゴトに集中」する。
③「自分で納得できる」ことを指針(基準)とする。

「勝ってプライドを守りたい」「評価してもらえるような成果をあげたい」このような承認欲を持つのは良いことだがあくまでモチベーションとして持つ。

ただ、これを目的にはしない。
「評価」というのは他人が決めることであって自分がコントロールできないことだから。
認めてもらう、評価される、成功を収める…これらは、他人の領域、将来の話。
「自分の言葉」と、「この瞬間の思い」と「今できること」以外のことは全て妄想。
ブッダの思考ではいかなる時も妄想を目的にしない。

「認めてもらえるように」というのは出だしのモチベーションのためだけに利用する。




「改善」「集中」「納得」。禅寺「作務」の作用


仕事でも生活でも、新しいことを始めたのなら「改善する」という発想を持つ。
これは「快」を感じられる工夫をするということ。
パソコン仕事をするのなら自分の「好き」なPCを使ったり、部屋を選んだり環境や道具を整える。
なぜなら「快」を感じられたのなら心はその対象に執着するから。
そしてそれが一般に言われる「やる気」となる。
要するに周りの目は気にせずに、集中や、充実感と言った”快”を大事にして一つの作業を続ければ良い。


集中する具体的な方法

①取り掛かる前に目を閉じる
②無駄な反応をリセットする
③時間が来たら目をパッチリ開いて目の前の作業に取り掛かる

①で普段日常的に受診してしまっている信号を遮断する
②で暗闇の中「今ソワソワしてる」「イライラしてるな」など自分の状態を理解する。あくまで「観る」だけでどうこうしようとは思わない。
③一心不乱に取り掛かるスタートダッシュが肝心



◎今日の呟き
人間はどうしても周りの人と比較してしまいます。
私もそうです。すでに結婚して離婚も経験して他人と一緒に暮らす辛さを理解しているので、幸せそうなカップルを見ても「今を十分に楽しんでね」くらいの心の余裕を持って見れるようになりましたが、以前は「リア充爆発しろ」なんて心の中で思ってた時期がありました。
すごくわかりやすい例で言えば、周りがカップルばかりのお祭りの中、ひとりぼっちで屋台で買い物なんかやってると、自分が一人でいることが恥ずかしいことのように思えたりします。
でも、パートナーはおらず、一人であったとしても、お祭りにいかず家で美味しいものでも一人で食べていれば、カップルが視界に入らなければ、疎外感を感じず自分の幸せを感じることができます。
見えなければ、聞かなければ、自分の世界にないのと同じです。
これは妄想をするかしないかと同じことですよね。
今の世の中はあまりに情報が多過ぎて、不要で華美で注意を引くもの(特にSNS)ばかりです。
そんな中、やりたいことを見つけたとして集中して取り組むには邪魔な通知システムなどもあります。
TVに出てくるイケメンや、美女などを基準に考えると、私も含めて一般の方も、ほとんどの人が用紙を比べて劣等感を持つでしょうが、今では”マスコミが作り出す価値”にそった物や人物だけに注目が集まることもなくなりました。

ここで私のプライベートの話になりますが、
私は自分の生活を根本から変えて、今の仕事には余裕を持って取り組めるようになりました。
おかげでプライベートを充実させることのできる「何か」を探せるくらいの心の余裕もできました。
そこでYOUTUBEにも挑戦したいと思い、5分スピーチの習慣も取り入れ、話すことにも慣れてきたので、動画も試しに作ってみたのですが、どうしても売れてるYOUTUBERの動画と比べてしまいます。
完成品をみて「これで良いんだ。ひとまずこれが俺の実力だ」「こんな半端な動画出せないだろ何考えてんだ」…と、そもそも見てもらえるかどうかもわからないのに自分の中で葛藤してますw

なかなかどうして心配性な自分には困り物です。
今、この瞬間、「自分が本心から価値を感じてるモノゴト」に集中する。
パッとそんなタフな精神を持つには至らないかもしれませんが、心を正していければと思っています。

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