「プロの仕事」で片付けない
身内に介護が必要で、ありがたいことにデイサービスやショートステイを活用させていただいています。
経年して介護を受ける方は衰えて、できないことが増え、提供いただくサービスも増えました。
そうした点について、こちらが萎縮しないようにとケアマネジャーさんは「介護士はプロなので〜」と言ってくださるのですが
社労士として、またワーキングマザーとして、なんとなくしっくりきませんでした。でもうまく言語化できていなかったのですが
リンクアンドモチベーション取締役
麻野耕司氏の新著 THE TEAMの中に
「プロはモチベーションに左右されない」のではなく、「すべてのチームメンバーがモチベーションに左右される」
という文章があり、膝を打つ思いです。
今更言うまでもなく、介護の仕事は大変です。
食事やお風呂の介助・下のお世話・認知症の方のケア等はもちろんのこと、慣れないワゴン車での送迎・場合によって夜勤、人手不足により休憩がうまく取れない等
どんなに仕事に志が高くても、病気だとわかっていても、心折れそうになる瞬間がある。やりがいがある反面、やりたくない仕事もある。
「報酬を得ているから」「プロだから」と簡単には片付けられません。
先の本にはまた、報酬について金銭的報酬だけではなく
感情報酬(理念への共感、仕事のやりがい、仲間との繋がり等)を重視しなければいけない
とあります。私はここには、利用者・顧客・経営者・同僚等からの感謝も多いに含まれると考えます。
プロなのだから、お金をもらっているのだから当たり前は、詭弁にすぎません。
エンゲージメントに対する意識は高めなくてはと、一層感じる今日この頃です。
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