
働くと主観の関係性〜私の核にあるもの〜
一般的に、社労士はその土地に根付き、地場の中小企業の皆様の人事労務面を長年にわたりサポートさせていただくお仕事です。
しかし、そこに留まらず全国を飛び回り、「会社と従業員双方の幸せ指南」をされているユニークな社労士の方がいて。その方から
主観を大切に
と教えていただきました。これ社労士に限らず、全ての働く人に共通なのですが、
今後、ますます仕事は画一化しマニュアル化していき、イノベーティブでクリエイティブな仕事はほんの一握りの選ばれし人のものとなる中で
誰がやっても同じから、一歩差別化するために
・あなたは何にワクワクするのか
・どんな核となる価値観を持っているのか
・どこを目指したいのか
等、主観が仕事に大切なのだということです。
しかも、それまでの人生に誰だってドラマがあり、なにも主観がない人などいないと。
私、実は自分にはストーリーコンプレックスがありまして。この世代のフツーの選択をしてきているだけで、信じられないほどの逆境もミラクルな経験も、人様から褒められるような出来事も、何も無い、と。
でも、主観を探ると出てきた核となる想い
私は性別ではなく、個別で役割分担が当たり前にできる世界を求めている、ということです。
ドラスティックな経験はないけれど、自分の人生の中で
・専業主婦だった母が父に対等ではないと感じていた幼少
・就職活動期のあからさまな男女差別
・出産育児、転勤帯同によるキャリアの分断期間のモヤモヤ
・母という役割に求められる重圧
・長時間労働がデフォルトの社会で平等に役割分担することの難しさ
そういうベースがあって、
性別にこだわらずに、もっと楽に自由に役割を選べる社会に生きていたい
という気持ちが醸成されてきているんだなあ、とジワジワ思い出しました。
そして、相反するようですが、そうこだわるということは、実は自分の中にもまだ性別役割分担意識があって、そこに葛藤を抱えているということにも気付き
たとえば、そういう意識から自由な人を羨ましいと思ったり、あまりにも夫に家事をやってもらうと申し訳なさから自分にイライラしたり
自分自身も、本当に自由になりたいと湧き上がる気持ちが募りました。
そういう想いを持ちながら、そこに向かって仕事を進めるというのは、会社で行ったら理念に沿って仕事を進めるようなもので、
作業と思える仕事にも想いが乗せられるのではないかと考えます。
しっかり自分と向き合うって大切ですね。