正しい答えは自分の中にしかないってこういうこと
富なんていうものは
世の中に生かさなけりゃ、意味がない
過去に痛恨の出来事が起こったとき
自分は「間違いを犯した」と思った
故に
どうしても、「正解」は何だったのか
どうすれば「間違い」を犯さずに済んだのかを知りたかった。
どうすれば、痛恨の出来事は起こらなかったのか?
最も大切な人を亡くさずに済んだのか。
自分の命は要らないから
その人を助けてください、という
全身全霊の祈りが天に届かなかったのは何故なのか。
どうすれば
何をしていれば
間違えなかったのか
喪わずに済んだのか
「正解」は何か?
その正解を知るまでは死ねない‼︎
そんな想いで必死になってきた。
心理学を学び
脳科学を学び
スピリチュアルを学び
そうして得た答えは
「正解は自分の中にしか無い」
いくら学んでも誰から学んでも
教われるのは「その教えの正解」でしかない。
中には自分が納得するものもあったけれど、本当にその通りにすれば過去の出来事は起こらなかったのか?
と問えば、
そうかもしれないし
そうでないかもしれない
アレが悪かった
コレが悪かった
とは言えても
こうすればよかった
ああすればよかった
とは言えても
本当にそうか?
一度は納得したとしても
本当にそうか?
時間が経てば、やはり違う気がしてくる
そう
自分が納得する「正解」は移り変わる
自分の中にしか答えは無いとしても
「自分の中の答え」そのものは
どんどん移り変わってゆくのだ。
近頃、こんな教えを受けた。
〈普遍的な正解はない〉
〈自分の中の答えはその時その時で異なる〉
つまり、人は「決まった正解」を求めるが、そんなものは無い。
〈自分の中にある答え〉すら
その時その時、違うのだ。
それなら「決まった答え」を追い求めて学んできた日々は何だったんだ
あまりにも自分が滑稽で
それを聞いたとき笑ってしまった。
「正解は無い」のが正解だったのだ。
自分の中にしか無い。
とはいえ
それも移り変わる。
故に
自分の中にすら、決まった答えなんか無い。
だから
その時その時の自分に
その時だけの答えを求めてゆくしかない
決まった「正解」は無い
その時の条件下による「結果」しか存在せず
全く同じ条件など成立し得ないのと同じに
それはそういうものなのだ
というのが
今の私の「正解」である。